源究227t227
NO | テーマ | 月日 |
4051 | 陽はまた昇る | 1/30 |
4052 | 応病与薬 | ☆ |
4051:陽はまた昇る
あたり前と思っていた。陽はまた昇る。 『陽はまた昇る』は2002年に公開された西田敏行、渡辺謙など錚々たるキャストによる映画です。日本の電気メーカーで実際にあった話を映画化したもの。・・・・会社の危機を救ったのは、会社が見放した男たちだった・・・今を懸命に生きる あなたへ・・・・(映画広告より) 今から20年以上前の話、VHS、赤字、リストラ、日本がまだ世界の先端(?)を走っていた古き良き時代だ。実在した電機メーカーの話で国内での熾烈な開発競争が背景にある。上司と部下の信頼関係、私利私欲でなく会社の再建を託された社員たちの人間模様に心動かされる。2003年 日本アカデミー賞を受賞。その後、日本は海外競争力を失って行く・・・・・・。どうして そうなったのでしょうか? 組織の衰退は、風通しの悪さ、信頼の欠如、偏り過ぎた力関係、・・・など様々な要因が絡み合って起こる。問題が表面化した時には、もう遅い。後手後手の対応はやればやるほど逆効果、溝は深まる一方、組織は疑心暗鬼の坩堝と化し、自浄能力は失われる。 |
もし、 ”光”があるとすれば、目立たず懸命に生きる人達の勇気ある行動かもしれない。そういった人は必ずいると思う。自浄力は資金の力でどうにかできるものではない。組織の長が それを見極めるだけの力量があるか否か?100年前にこうなることを警告した人がいる、その通りになった。”無秩序・無法社会”である。正統性を力で書き換えてしまう権力者の台頭、プラスとプラスは反発。妄執、幻影、強欲・・・・はいずれ顔を出す。それを自分でコントロールできない。 中東がそうでしょう! 一時の休戦でガザに向かう人々、焼け野原を列をなして歩いていく。その姿を私達はどう思いますか? 中国では春節、90億の人々が移動するという。海外組の一番人気は日本への旅行とか? 陽はまた昇る・・・陽はまた沈む・・・自然の摂理を無視した結果、人間は何を学んだか・・・・”矛盾撞着(むじゅんどうちゃく)”(注) (注)つじつまが合わない事。 |
4052:応病与薬
”応病与薬”という語は維摩経の中にある。聖徳太子の著した三経義疏の中の一つに維摩経義疏があります。 仏教の教えを維摩居士という在家の仏教者を主人公にした経典で不二、空の精神を明らかにしたと言われています。他の経典との違いは、”在家”仏教者からの仏教の考え方という特異性です。 世界の歴史で大きな転換期をあげるとすれば”産業革命”があります。18世紀にイギリスで起こった。動力機械による生産技術の大変革です。日本は100年以上の遅れで19世紀末、追いつけ追い越せと国を揚げて大騒ぎ。でも、その間に忘れてならないことは、大きな戦争に日本は巻き込まれたという史実。そして、表と裏を使い分けるという非常識が常識と化した。次元は違いますよ、今、騒がれているマスメデアの醜聞、聴きたくなくても耳に入ってきてしまう。ハッキリしているのは”主客の逆転”です。正統性が問われる前に欲得が優先されます。それを”病”と考えると”良薬”はありません。価値の顛倒&善悪両論! 例えばハラスメントは”脅し””威嚇”の意、フェークは”にせもの””だます”の意。薬を法と考えると、[妙法]?なんとなく判ったような気になりませんか。 |