源究226 t226
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4031 | 「知る」と「わかる」 | 11/11 | 4036 | 歴史の教訓 | 11/25 | 4041 | 老年の道標 | 12/26 | 4046 | 新味なし | 1/19 |
4032 | 未来への未練 | 11/13 | 4037 | 似て非なり | 11/30 | 4042 | 日本の未来 | 1/8 | 4047 | 静心 | 1/21 |
4033 | みらい | 11/16 | 4038 | ゆっくりと | 12/1 | 4043 | 外交(?)鉄則 | 1/11 | 4048 | 安楽さ | 1/23 |
4034 | 至福の時間 | 11/18 | 4039 | 希望 | 12/4 | 4044 | リハビリ | 1/14 | 4049 | 平常心 | 1/26 |
4035 | 自己矛盾 | 11/21 | 4040 | 実感・体感 | 12/6 | 4045 | 源泉活力 | 1/17 | 4050 | 遺失物 | 1/28 |
4031: 「知る」と「わかる」
某高校の10周年記念の催しに・・・「 知る」ことより「わかる」ことへの手がかりになる話を聞きたい。・・・という生徒と校長先生からの講演依頼の手紙を貰った大江健三郎はどうしたか? そういう場合、大江は先ず和英や和仏辞典を参考にするという。準備は柳田國男の全集を調べることから始め、柳田が「まなぶ」から「おぼえる」へと深め、次に「さとる」ことを知ったという。大江は脈絡のない知識の蓄積よりは「知る」「わかる」「さとる」へとつないでいくことにこそ本来の教育はあるだろうと・・・述べている(『伝える言葉プラス』大江健三郎。p86)。 近頃は、辞書を調べることが減り、スマホに話かけ、瞬時に答えを教えてもらえる様になった。だが便利さは自分で「考える」という力を弱めるんじゃないか?依頼を受けた講演のテーマから伺える・・・学ぶ側、教える側・・共通の課題は、”{知る」ことより「わかる」ことへの手がかり”、然もありなん。 |
大江は 「知る」「わかる」「さとる」に対し、柳田は「まなぶ」「おぼえる」「さとる」、共通するのは”さとる”。それとAIとは、どこがどう違うでしょうか?ハッキリしているのは、間がないこと。間を省き、一瞬にして答えを出す。生老病死の四苦で間がなければ生死、なんとま~味も素っ気ない人生だわな~。前代の賢人達は斯様な動きをどう思っているだろうか・・・日があたる処には屹度(きっと)影がさすと覚った…漱石の『草枕』。こういった巧智な言い回しは生れまい。 人は人生の困難な折々に出会った奥深い言葉により感銘と励ましをもらい、歩み続けるものではないでしょうか!知る・学ぶ・わかる・おぼえる・・・そして”さとる” 未来への未練と信じること。 |
4032:未来への未練
≪渡辺一夫さんは、人間らしくあることの思想化といっていいユマニズムを、日本の文化に根付かせようとした温厚な大学者ですが、怒りとも悲しみともつかぬものの激発する声で・・・・また始まった!と嘆かれることがありました。≫・・・・「後戻りできない道」の方へ、政治指導者が立ち戻る気配を感じてのこと。(上掲:p49) 上文は”未来への未練”について書かれた大江の文章である。「後戻りできない道」とは、言うまでも無く先の世界大戦に突き進んだ道のことです。今は戦争を知らない人が大多数となり、また始まった!という言葉を発するにも実感がない。それは何を学び・おぼえ そして どのように覚(さと)るかに通じます。 人間が人間らしくあることをもし諦めたとしたら ”取り返しのつかない”ことになります。今回の首相指名の衆議院の投票で84名の無効票があったという。まさに此れが今の日本の政治の実態を表していると思いませんか。 ルールを創って 守らない、これが政治家らしくあるということなのでしょうか!無為無策!言い訳はもう結構、行動で示して欲しい。 |
人間以外のありとあらゆる地球上に生きる生物の視線を観じてみたらどうでしょう? 某日、刈った跡の草地を雉の親子が列をなして横切っていくのを偶然みた。親の後ろを小走りで懸命についていく子の姿を見た時、頭をよぎった、卵を親鳥が代わり番こに暖めていた家族に違いない、微笑ましくも子が巣立ちする前の準備をしている。 何とも悲しいことだけれど、決して全てではないけれど、私達人間と比べたら大分違っている。いつもの癖が出た。このままでは どういう事になってしまうか、老婆心ながら申し上げたい。根拠を示せ!と仰るならいくらでも。近頃の電車の中の風景、9割ほどの乗客がスマホと睨めっこ、初めて見た時は違和感を持った。それが今ではあたり前となっている。 何を見ているのか何を聴いているのか判らない。ただ、何することもないから そうしている?私だけかもしれないが、メール受信の99%は迷惑メール、開かず削除する。穿った見方をすれば、これぞ新集団心理療法、自分の居場所を探す方便か? 便利を得る為に創られた利器が迷惑になる。嘘も方便という言葉、そういえばあった、ありましたね。もう一度「未来への未練」が書かれた本を読み返す。題名は『伝える言葉プラス』でマイナスではない。 |
4033:みらい
未来を英語では・・future・・tomorrow・・と言いますね。(G3英和辞典) 何か感じませんか? 未来は今より先のこと、明日もそう、遠い先もそうなる。時間の縦軸。日本語は、その程度を知らないと字面だけでは真意は判りません。(仏)三世という言葉、前世・現世・来世をいう。それぞれに仏、菩薩を配して真意を示す。明日のことは誰も判らない、だから前に進むんだ。この進むの意が、生きるということだろう。未練には①あきらめきれないこと。②まだ熟練していないこと。二つの意味があるという。でも、あきらめる・・・の意味も深読みすれば、断念すること、それともう一つあきらかにするという意味があります、さ~て どうしましょう!そこで『未来への未練』の解釈は原点回帰? 是ぞ「維摩経の世界」、不二の法門の落し処なのかもしれない。判らないからこそ、進む(生きる)んだ・・・と思う。 現に、今地球のどこかで起こっている事象がその証でしょう。知ったことない。自分は大丈夫だ。と言っておれますか? 参照:「ひとりの子供が流す 一滴の涙の代償として」上掲:p173~ |
・・・人間がこんなことを続けていけるはずはないし、いつかは変わるはずだから・・・・(エドワード・W・サイード) 大江はパレスチナ人のサイードとは同年生まれで 互いに親交を深め、サイードが白血病で亡くなった後、大江はサイードから多くのことを学んだと述べている。パレスチナとイスラエルの戦争は一向に解決の方途が見い出せず、繰り返し起こっている。平和と共生を生涯のテーマとして活動を続けてきた二人が人々に伝えたかったことは何なのか?難解な文章として大江の作品を避ける人はいるかもしれないが、ノーベル文学賞作家は日本で2人しかいない。その大江も2023年3月3日88年の生涯を閉じた。 長男 光さんの存在は大きいと大江自ら語っていた。障がいを持って生まれた我が子(長男)に対し抱く思いは様ざまでしょうが、自分達が亡くなった後1人で生きていく我が子を心配する思いは 普段接っしている尚恵の親たちと全く同じなのです。(上掲:p177) |
4034:至福の時間
古希を迎えたと思ったら、あっと言う間に4年が経った。なんという時間の早さだろう?気が付けば生活のパターンができていました。早寝早起き、夏冬に関係なく朝の4時前には起き出し、あれこれと思い浮かぶことを書き連ねています。特別の事が無ければ、毎日尚恵学園に出て、神宮寺の本堂で朝の勤めをし、それから一回りして・・・・を繰り返す。 生老病死・・・釈迦は、いつ、どうやって、悟りを獲たのだろう? 私は寺に生れ、今、二ケ寺の住職をしながら思うのは 暗中模索!と背伸びしては駄目だということですかね。これだっていつ どう変わってしまうかは判りません。だってそうでしょう。いつの間に背伸びしているんだから・・・・。この種の思いは我が影の様にずっと付いて回り、四苦八苦というより具体性を伴って、自分に忍び寄るんですよ。至福の時間というのは、何も特別なことじゃ~無くて、背伸びをせずいられるという時間のように思います。だって 影は日が当るからできるんでしょう。 |
今週は最高気温が10度以上下がる予報、いよいよ冬の到来が間近になったように感じます。暑い時には、酷暑と言い、寒くなれば、極寒、度を超えた気象の変動に勝手なことを言う、いくら御託を並べても、それと向き合っていかねばなりません。自分の思い通りに成らぬのが真理、言葉を変えればあたり前だと釈迦は説く。それを弁えず、どうにかして自分の思いを果たそうとする輩は後を絶たない。 昨日は曇りのはずだったのに、雲一つない秋晴れとなった。納骨を行った家族の胸中はどうだったろう?・・・・ 寂しさ・喜びは裏表、送られるものと送るもの、双方に”感謝”の気持ちがにじみ出す。・・・・ 遍路道 発心・修行・菩提・涅槃の4つの門 順逆も 門を通らねば さて 如何様に。 |
生きるということは自己矛盾と向き合って行くことだと聴いたことがある。その方法は様ざまなんですね。 Aと私は中学時代の同級生、もう60年前のことになります。地元に残った者同士、時々会うことがあってたわい無い話を交わした。こんな話をした。それは 互いの体の具合のこと、この齢になれば一つや二つの病を持つのは珍しい事じゃない。Aは今日通院してきたそうでその話で口火を切った。次から次に口挟む間もない位、珍しく一方的に。それに気付いたのか、今度は私の体調に話を向けた。私もやっと自分に廻ってきたなとばかり、背筋を伸ばし話す。案の定、同病相憐れむで、さながら病院の待合室のようだ。頼まれもしないのに自らの病歴自慢を吐露,すでに逝った同級生の情報交換が一通り済んでお開きとなった。。 午後、私は市立図書館に行き、『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一著)『動的平衡:生命はなぜそこに宿るか』(同著者)の2冊を借りた。今年は短い秋になりそうな。昨日と今日の温度差が10度。 ・・・行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。 淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。・・・(『方丈記』鴨長明) ああああ~あ! |
・・生命体は、日々流れ、周囲の環境と共存しながら生きている。・・・この流れ自体が「生きている」ということ。生命とは動的平衡にある流れである。(『生物と無生物のあいだ』p167) 日本の古典文学「方丈記」を著した鴨長明(鎌倉時代)の無常観に通じる。生きるということをどのように考えるか? 現代人はもしかしてそれを他人事と考えていないでしょうか? だってそうでしょう、他人の命をこんなに軽くあつかう筈はないと思いませんか。 良かれと思っていたことが 実は違った。そういう例は山ほどあります。権力とは どういう意味ですか?豊かさとは生物にとって一番大切な事でしょうか?そして生きる事は? それを自ら考えず、ロボットに託してしまうようなことでは 人間は人間らしくあることを自ら放棄してしまったのですか。 ・・・あるいは、露落ちて、花残れり。残るといえども、明日に枯れぬ。 あるいは、花しぼみて、露なほ消えず。消えずといへども、夕べを待つことなし。・・・・ 三世(前世・現世・後世)。現世は後世のための仮の世にすぎない・・・と。 |
4036:歴史の教訓
都会と森、喧騒と静寂、煩悩と涅槃・・・相対立するかのように見えて、実はそうではない。煩悩即菩提は現実肯定的な大乗仏教の立場で”両者ともその本体は真如なのであり、真理の立場からすれば煩悩こそがそのまま菩提にほかならない”・・とする。 分かったようで判らないような気分?正直です。分かっていると思っていることが実は判っていなかった。変わらないと思っていたことが一夜のうちに変わった。 例えば、生命とは何か?と問われた時に貴方ならどう答えますか?それは自己複製するシステムである。秩序は守られるために絶え間なく壊されなければならない。・・・生命とは動的平衡にある流れである・・・ 分子生物学の視点に立てばと。どうでしょう? ならば具体的に平事と有事、健康と病・・・・宇宙と自分・・・等々、ナゾ(因果)がどれだけ解明されているか正直判んない!『方丈記』は1212年の成立、その背景に頻発する災害(火災・飢饉・地震など)や争乱がありました。800年以上経った今日、科学万能の時代とか言ってはいますが 社会の実相は、まさに乱世じゃないでしょうか。もし、何方かが現代版「方丈記」を書くとしたら、わび住い「草庵」が豪奢な「タワーマンション」に変わっているくらいかもしれません。 |
父親が願っていてできなかった本堂新築の夢を見事に実現した。その落慶式に参加させていただきました。22年前若くして亡くなった父親の後を継ぎ住職となり、15年前に檀家さんの前で本堂建設の思いを語った。それからずっとその準備をしてきたことを27代目の現住職が謝辞の中で明らかにした。それは寺族、檀家の共通の願いだったそうです。派手さの無い手造りの催しに集まった人たち、その一言一行に慎みを感じました。ややもすれば真逆の態に慣れてしまった感もする中で、街から離れた田園の中にある小さな集落で創建から300年以上経つ寺は見事に再建されたのです。日本中に無住となっっている寺が多い、その逆風に負けず、夢を成しとげた。その源は”慎み”だと思います。 今日の課題、過疎化・少子化・高齢化に良い手立てが見い出せず、先の見通しが立たない最大の原因がそこにあるように思えてしょうがない。関西某県の知事選に絡むゴタゴタ騒ぎはネット上で炎上、錯綜している。一体何を信じて良いのか判らない。本来の有るべき姿が歪んで見える。それをいいことに、魑魅魍魎が益々勢いを増している。明らかに天災でなく人災ですよ。 これも特殊な例ではない。いくら隠そうとしても瞬く間に全国に伝搬するだろう、これも歴史の教訓を忘れた国の末路(果)なのかもしれません。 (四弘誓願) |
4037:似て非なり
「つつしみ」も「慎み」と「謹み」があります。日本語にはこの種の例は、沢山ありますね。私の病気(癖)で”変に拘る症候群”なんですが、歳と共に増している。一昔前に流行したコトバで忖度(そんたく)がありました。本来の意味は”他人の気持ちを推し量る”こと(大辞林)なんですが、あの時は良くない意味に使われていたと思います。ゴマをすって名聞利養を得ようとする行為・・・と。実は「つつしみ」の2つの字で「慎む」「謹む」 を合わせ「謹慎」というコトバがありますね。これは同じ意味を重ねることでより強い意味になるわけなんですよ。 じゃ~「誹謗中傷」はどうなのよ?・・・内聞と外聞?となるわけです。 ハッキリしていることは、人間だけでしょう!こんな騒ぎをしているのは。勿論。自分も含めてです。反省/自戒/・・・懺悔懺悔。一度立ち止まったほうが良いようです。 |
外見では似ているように見えて 実体は違った。似て非なり。世の中に、こういうことは沢山あるんじゃないですか! 先端技術だってそうです。それを誰が何の目的で使うかによって全く違ったことになるでしょう。それが見極められる範囲を遥かに超えたものになっていると思います。古いか新しいかも知りませんよ、でも不用になったものは破棄される。それが進歩(進化)だと言われる方もいらっしゃる。 仏像に天の邪鬼という鬼が登場します。四天王や仁王が踏みつけている小さな鬼なんですが これって 自分の中にも住んでいると言いますから 時々悪さするんでしょう。でもね~ 許されることとそうじゃないことってあるんじゃ~ないのかな~? やっと境内のイチョウとモミジが紅葉し、周りの木々と調和し、とても綺麗です。この季節になると浮かんでくる・・・・うらを見せおもてを見せて 散るもみじ・・・(良寛:1831年) いずれは 散っていく運命です。でも希望はありますよ。春になれば また芽を出すという・・・ 寒風に 爽やかそえて 除夜の鐘・・・(なまぐさ:令和6年12月) |
4038:ゆっくりと
外気温3度、この時間にもう仕事をされているんだ~。レンコン作りをされている方、まだ夜が明けていない薄暗い中、凍てつくような蓮田に入ってハス掘りしている。 そうしないと出荷に間に合わないからだという。市場の閉める時間が早まった為と教えてくれました。世の中はルールがあるからどうにか廻っているんですね。そうでなければ上手くいかないと、その方は、ハス掘り終わってから、タクシーの運転手をしていると語った。 人生二毛作 感謝 解決の種は 身近にある。誰だったか名前は忘れたが言っていた。でもな~ 一度米作りを止め ハス田にすれば もう米はつくれない・・・・それってどうしてなのか 知らない人が多いんじゃ~ないのかな~。 日本人の多くがコンビニに行けば24時間 食べるものがいつでも買えることを知り、それに何の疑問も持たなくなった。もういい加減にして 考えてみませんか!あたり前って どんなことなのか! |
ルール違反したら、罰せられる。これが無くなったら、無法地帯と化し、乱暴で道理に合わない、無茶苦茶となりませんか? 長年かけ築いた自分達の城が足もとから崩れていく、地震や台風によって起こる自然災害、更に人間によって引き起こされる災禍は時と場所を弁えず襲って来ます。貴方はそれを黙って見ているのですか。 16才未満のSNS利用を禁止するオーストラリア議会の判断は、私達に何を教えているでしょう?差別ですか?それとも大人達のエゴ?違いますよね。でも違反すれば、当然何らかの罰則を受けるんでしょう、じゃ~大人たちはどうなんでしょうね?・・・・、こうやって芋づる式に 疑問が湧いてきます。私達が望んだ社会は、豊かで便利で自由な社会、・・・それが今どうなっているでしょう?人によっては得るものより失うものが多いと感じているかもしれない。これは節度が無いからですよね。不可思議!世界三大大河の沙の数がどれだけあるか 数えられますか?自分達の欲望をAIを使えば満たせるとでも???? ちょっと立ち止まったほうが良いんじゃないでしょうか。 |
4039:希望
あなたにもらった笑顔を 大切に 悲しい時 苦しい時 ふと思い出す。そんなに急ぐこともなく 焦ることもなく 驕ることもなく ゆっくりで良いからと微笑んだ・・・・ 日溜まりが くれた 温もりが あなたの希望を育くんでくれるから・・・ 「共生」&「かまえなし」の二文字 ずっと昔から壁に貼っています。 そのコトバの意を教えてくれたお二人の思い出があります。あっと言う間の人生かもしれない。思い出せることは ほんの少しだけかもしれない。 でも 笑顔とぬくもりが感謝を伴って いつもついてくる。さ~ 今日もやるか~!! |
あなたがくれたぬくもりを 忘れずに 今日も 明日も 生きていく。時はめぐり、きっとまた、あの楽しかった頃の優しさを・・・・ 隣国で≪非常戒厳令≫が発令された。一体何が起こっているのか? 一夜明けた日本のメデアは挙って取り上げた・・・・が、違和感が残った。平和ボケした証、TVでは予め用意された番組で取り上げるには準備が間に合わず、まるで地震速報のように感じたのです。他所の国のことを言っている場合じゃ~ない。この国でいま何が起こっているのよ。”時代は過ぎてゆく”でなく”時代はめぐる”と唄う曲があった。その曲が出たのは1975年だった。早いもので50年前になる。 時代はめぐる・・・・いつの間にか先進国に入っているという思いが弊害(病巣)になっていませんか・・・平時&有事の見極めがなく、実体が掴めず議論が空回りしている感は否めない・・・ |
4040:実感・体感
記憶を辿っていく、思いがけないことが浮かんできます。実感。それは突然やってくる。深層心理。意識生活を無意識によって説明する心の分析、仏教の唯識思想、六識の働きの源にあるもの八識の八番目、”阿頼耶識”。 知識が智慧にすすむ。博識は広く物事を知っていることでしょうが、実感、体感は薄い。そこを説いた先人がいます。 ≪事相を離れて教相なく、教相を離れて事相なし。事教一致して、密義をつくすべし。≫(慈雲:1718~1805)。先が読めず、不安の中に世界中の人々がいるように思います。一体 どうすれば良いのか誰も判らない。これだって 今に始まったことではないでしょうし。 見様見真似でやってはみたが独り善がりでは密義をつくしたことになりません。・・・・続く・・・・。 |
4041:老年の道標(みちしるべ)
12/6に入院、10日手術、そして今日は術後17日、予定より少し早く退院でき、自宅療養しています。心臓弁膜症弁置換手術と冠動脈バイパス手術2か所を同時に行いました。それは心臓を止めて行う大きな手術で9時間をこえるものとなりました。今日の先端医療の凄さに驚く、ただ感謝することしか出来ません。6年前にこの病気が判ってから 入退院を何度か繰り返して来ましたが今年になって主治医より人工弁置換術の段階になったことを伝えられました。 手術すれば何かが変わるのだろうか?当日まで不安の中であれやこれや考えていましたが結局素人には判りません、医療を信じ全てを任すことしか有りません。・・・・・術後 早くやっていただいたことに本当に良かったと思っています。退院の時、主治医からりハビリを良く行うようにと言われました。徐々に体を慣らしていこうと思います。関係者の皆様には 本当にお世話になりました。感謝で一杯です。 (*)日本の平均寿命(2024年)男性:81.09年 女性:87.14年。健康寿命:男性:72.6才 女性:75.5才 どちらも世界一。2024/12/26。74才4カ月。 |
人の一生で古希(70才)という年齢は社会的にも身体的にも大事な時機にあると思います。日本人の平均寿命と健康寿命には男女に10年の差があります。老いると車に車検があるように、人間の体にも思ってもいないトラブルが現れます。その時は原因を調べ修理しなければならない。頭で理解していても 実際は自分はまだ大丈夫と考えてしまいがちです。私もそうでした。自分の体調は 誰かが肩代わりしてくれるものではなく、自分自身で向き合ていかねばならないこと・・・・・を思い知りました。 もしも”老年の道しるべ”があるとしたら アナタはどんな道しるべをどんな風にたてますか? 先の事は誰も判らない だから私達は生きられる・・・・・と先人の言葉です。 残り7時間ちょっとで令和6年から7年に変わります。 古希・・『人生七十古希稀・・・』(杜甫) |
4042:日本の未来
昭和~平成~令和と生きてきました。どうなんでしょう? 日本の未来は ・・・・・。入院中は何もやることがなく、ベッドから出て部屋の中を徘徊、それ以外にやれる事には限度あことが判った。 今回、あまり経験できないことを体験させて頂いたと思っています。人工心肺を使い人為的に心臓を止める。一時的な死を意味するのか?手術室に入った処までの記憶はあった。だが、その後の記憶は全くない。≪住田さん 々・・・・≫と看護師から声を掛けられ目を開けた。9時間という時間だけが過ぎていた。その時の様子はモニターで控室にいる家族に流れたことを後で知らされました。 本日、術後30日の通院がありました。結果は、”順調ですよ”という主治医の言葉で閊(つか)えていたものが一気に取れた。 |
6年間前に初めて手術を行った時は局部麻酔でした。それも2年の間に3回、ステント治療の為、最終的に4本の金属の輪を冠動脈にはめ込んだ。人為的に狭まった血管を広げる治療、その時も思ったのは医療の進歩、大がかりな装置と役割毎に配置された専門スタッフ、それを遠隔で画面を通し、指示をおくる上司・・・・そのチームプレイ。意識がハッキリしていたから今何をしているかが判った。 薬物治療と外科的治療、後者は病んでいる所を取り除く。あたり前にやれたことが切除するためにできなくなる。それをリハビリによって元のできた状態に近づける長期戦。勿論、それに耐えうる体力が条件となる。 本題の≪日本の未来≫に一向に近づかない。それは 人間の体と通底するものを感じるからです。難局難題(病気)に向き合うために日本が真の体力を持ち得ているかどうか?????・・・・・。体力には”痛みに耐える”こと、当然含まれますね。 |
4043:外交(?)鉄則
近頃 憂うることが増えたと自覚しています。国を代表し、訪問外交を行うには ハッキリ言って、ご自身の体調が危ういような方では如何なものか?それ自体、相手に礼を失することにならないのでしょうか? 外国まで行って何を話し合ってきたのか 内容は殆ど国民には知らされません。 ・・・・それに対し 何ら不満の声が上がらないという。実の無い審議をどんなに重ねても・・・じゃ~伺いますよ、政治とカネの話で盛り上がっても、それが今の世界の動きとどう繋がるんですか・・・? 貴方たちはこの国を一体どのようにしたいのか?政策ごとに協議するとか言っていますが、その都度一本釣りみたいなことで本当に上手く行きますか?ここまできてしまった以上は 体制を一刀両断(解散)し、国民に信を問う覚悟を見せて欲しい・・・・ 防衛や地球温暖化、難民受け入れやサイバー攻撃・・・・等々、課題をあげれば切りが無い。周辺国を見渡しても国を二分するような激しい国内での攻防戦があって、熱気を感じるのです。方や、日本は、どこでこうなってしまったのか、為政者から本気に取り組む姿勢を観じない。問題の先送り 先延ばしでは国民の半数以上が選挙権を行使しないという今の状況は頷ける。いい加減にして目を冷まさねば取り返しのつかないことになってしまいますね。 ・・・今を戦前にしてはならない。(某マスコミより) |
長い間、政権交代がなく一党(?)独裁、その果は組織のマンネリ化をきたし、衰退する。平穏無事を願い、言うべき事も言わず、主体性を失った。こうなることは判り切ったことではなかったでしょうか! 挙句の果て、為政者は自己保身を屁理屈で覆って鉄則の微塵も無し。内部からの改革への覇気を感じない。 上掲の戦前という言葉は意味深である。今年は昭和100年で戦後80年にあたる。 もう直、日本は戦争を知らぬ人々ばかりになります。先の大戦の敗戦国はこの間どうであったか? ドイツと日本を比べるとこの点で真逆であったと思う。戦争の悲劇(悪)を、ドイツは自らの反省を基に子どもの教育の中で最優先で伝え続けてきた。一方、日本の取った道は、真実に蓋をし、平和を説くことで済ませる道を選択した。その間にドイツも日本も経済的繁栄を果たしたがそれに浮かれてしまった日本、方やドイツはナチ時代の反省を国を挙げて今も続けている。今もってこの両国の差は歴然としています。 政治とカネの問題を最優先にした国? 結果は国民が納得する形には程遠く、これで責任を果たしたと考える人々が今の昏迷する世界情勢の中で、一体何を議論し どうするつもりなのか?全く響いてこないのです。是がこの国のリスクの核心ではありませんか!。 |
4044:リハビリ
習慣病に罹ってしまった立法府。表でもの言う人が減り、裏で陰口が増えている。あの人がやったじゃないか!自分だけじゃ~ない。言った言わない不毛な議論、それで当人は悪いとおもっていないんだから、もうダメですよ。 倫理、信条、責任・・・・頭に挙って”無”がつく始末。鳥の群れの如く統一も規律もなく寄り集まった群衆を一網打尽に纏めてポイできれば良いのだが、そうできない法の縛り、自分達で創って守らない法に、結局、自縄自縛に陥った。ハッキリ言って≪慢性制度疲労症候群≫、制度そのものが現実にそぐわないものになっている。さ~て どこからはじめりゃ良いのでしょう?例の議員定数削減の時に、10増10減、なんだ?プラスマイナスゼロじゃないの。万事が万事、痛みの伴わない改革では意味がないということです。既得権は必死に守る、愛想が尽き話題にならない。この繰り返しということじゃ~ないでしょうか。 |
未だに政党を渡り歩く人が減らない。どうも私には自分さえ良ければ”御の字””ぶら下がり”の輩に思えてしまう。 政党が枝分かれすればするだけ、民意は遠ざかり、国の為、国民の為、この耳慣れた常套句は直に死語になった。 その人の是か非を決める選挙、その実態は長い事、低迷している。なのに当人たちは 困った様子がない。だから、本気になって改革しようとする気が起こらない。習慣病と制度疲労が重なれば全てが内向きになりますよ。G7に名を連ねてはいるけれど実際はどうなんでしょう!Gゼロ! 近頃の耳慣れない言葉がチラホラ、長いことぬるま湯に浸かっていた人間にとっては、此れも他人事に聞こえてしまうらしい。 今問われているのは、他国の事をどうのこうの言う前に、自分らのことをどうするかでしょう!。・・・美辞麗句の常套句 吠えて響かず 雲散霧消・・・・ 応病与薬 病に無自覚 為すこと全て夢幻境・・・ |
日本には温泉場が沢山あります。世態は深刻、廃屋となったホテルや旅館が目立つ。2024年の日本国内で負債額1000万以上の倒産件数が一万件を超えたといいます。温泉場をあるいてみると源泉から長いパイプでお湯をひき、幾つものホテルに湯を分けている。 何百年と続く温泉がある一方で源泉が枯渇し、止むを得ず湯を沸かしてどうにか続けている処もあると聞きます。明と暗は紙一重 勿論、生き残るためには今も昔も大変な努力があり、勝つか負けるかは全て自己責任、此れがあたり前だった。 昨今の建設に関する問題は尋常ではありません。私の周辺でも入札しても予定価格とかけ離れ不調に終わることが増えている。それより入札に加わる業者が集まらないという。これはほんの一例に過ぎません。実際はもっと深刻です。 究極の内向きは、独裁主義、自分さえ良ければにまっしぐら。 希望・愛➡失望・憎しみ |
”結(ゆい)”は、田植えや屋根替えの時に人々が大勢集まっての奉仕作業。今は特定の地域でわずかに残っている程度となりました。共助は減って公助(税金による)に置き換わった。都市への人口一極集中は益々地方の過疎化を産んだ。過疎対策はいろいろ行われていますが追い付かない。東京では今年、学生の海外留学への助成制度がつくられ1人最高で315万円の援助がなされるという。国内の格差は拡大するばかり、これが今の現実です。気がつけば いつの間に”お蔭様”という日本語が減った。あたり前(当然)には感謝の気持ちはそぐわない。 SDGs(持続可能な開発目標)は10年前に国連が掲げた、これに対し、国によって較差がある。課題をあげることはできても解決の術がない。こういった知り切れ蜻蛉(とんぼ)の話はいくらでもあります。太陽光発電、風力発電、地熱発電・・・どれをとっても中途半端、 優秀な技術に真面目な日本人・・・・これは過去の話で昨今の名立たる企業における不祥事の多さ、これは個人の問題というより組織に原因があるように思える。要するに どこかで道を誤った。いまこそ 私達は謙虚さの大事を知ることでしょうね。。 日本人が失った創意性や躍動感は2番煎じでは無理。 |
4046:新味なし
放送法・・≪放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図るための法律≫(1950制定)。これも現実にそぐわなくなった法律の一つ。民放の番組が横並びで新味がない。メデアの使命はどうなった? 国民のTV離れは止まらない。業界の創意性&躍動感は下降の一途、地に落ちた信憑性、存続の難しい局面に入った。私は入院した時に感じたことがある。毎日ベッドに横になっているばかり、途中3度の食事が入るだけ。誰一人病棟の広いデイルームに置かれた大型TVを見るものはいない。TVもいずれ固定電話と同様に役目は終わるのかもしれない。インターネットに自分達の存在価値を明け渡すのは最早、時間の問題。危機感を自らの再生に活かそうとすれば良いのに誤って法を犯してしまえば後のまつり。 これは・・・”過去の栄光に酔い変化を拒否した”結果でないのか。その道を選んでしまった貴方達の失敗なのです。焦りと驕りは不二同根である。摂理を弁えず、権威を振りかざし、横柄な態度、これが自分の足もとの崩壊前兆だとは思わなかった。往々にしてあることだが、そう言っている間にも 例外なくあらゆる処に蔓延する。 |
事が起これば”第三者委員会”、まるで流行病のような勢いで広まった。これで不透明な点が明らかになって問題の解決に結び付くのだろうか? でも誰を委員に選ぶのか? という疑問は残る。選定にハッキリしたルールがあるのだろうか?疑えば切りが無い。 異例づくめの記者会見は逆に不透明さをのこすことになった。企業の大小を問わず株式会社は株主総会が最高の決定機関、そこで賛成を得られなければ経営陣の総退陣も起こり得る。 会社更生法(1952)は、経営が行き詰まり再建の見込みが無ければ最終的には廃止か合併しか道はない。そうなれば 影響を受ける関係者は黙ってはいまい。ここに経営陣の”つもり違い”があったのでは? 体質改善には痛みが伴う。 |
4047:静心
今の世相を反映すると言えば何とする? 国の内外問わず、 あらゆる場所に湯水の如く、次々と湧いて出る”負のクサリ”。それを止めることはできない。このままでは皆が皆、疑心暗鬼となって適応障害になってしまう。限度を遥かに超えた欲得に目が眩み何が真実で何が大事かという見極めができず、報復、略奪、暴力という戦いの巷と化した。そんな事よりもっと大切なことがあるでしょうよ。 なぜこんな風になってしまったのだろうか?人間の本性の醜い部分しか見えない異常さは 望むと望まないに関係なく人間が自ら創ったものだ。 この状態から早く抜け出し、元のように優しい笑顔に包まれた平和な暮らし(社会)を取り戻したい。 |
仏教の根本思想、三相があります。・・・・諸行無常 一切皆苦 諸法無我・・・・無常なものに常をいだき、苦であるものに楽をいだき、無我なものに我をいだく、そして不浄なものに浄をいだく。衆生らは、邪見によって心乱され狂わせられるている。(パーリ語訳『顛倒経』) 苦の原因は”我執”、これにとらわれる安楽なき人々。我執は妄執と同じ。これを取り除かねば苦しみから脱することはできないと説く。 今世の危うさは、我執強き人が権力と豊かさを獲ることで法や倫理を認めず独裁・独善主義が蔓延り、無法地帯となるということが最大のリスクである。。(チェスタトン『正統とは何か』) 戦火が止まない中東地域の最大の問題は、無常なものに常をいだき、苦であるものに楽をいだき、無我なものに我をいだくという誤った考えによるとは思いませんか。 |
4048:安楽さ
安楽世界を仏教では”浄土”と言います。そこは心身が穏やかで、満ち足りている人々が住む。その逆が”地獄”。悪業をした者が死後苦報をうけると信じられている世界。(地獄変相) この世は欲すれば なんでも手に入る。それも未完成でなく出来上がった完成品、その為に”お金”の介在を条件とした。だから・・・・・。働き方改革・人生100年など次から次に人心を擽(くすぐ)る御託を発信。いかに私達の消費意欲を高めるかに帰結、底知れず且つ巧妙に・・・ルールが有って無きようなもの、 バーチャル or リアリテイ? 問うても答え出ず。 人知を遥かに超えるSNSやAIへの妄信は最早、独り歩きで人間の手に負えない事態に至る。さ~どうしましょう!今更?? 騒いでもどうしようもない! 慢心は厄介、何故か”譲り合い””分け合う”心を萎えさせる。・・・≪調子に乗り過ぎるな!いまに足をすくわれるぞ・・≫との諫言は無視 ゴマすりだけを侍らせる・・・・・・ これが 貴方が望んだ理想の世界?? 当然、心と体が穏やかで さぞ ご満足でしょう。 カネの切れ目は縁の切れ目 因果応報 創業は易く 守成は難し 大海に浮かぶ 小舟 寄る辺無き 彷徨う人生航海図。(ナマグサ リフォーム後の独り言) |
挿入歌
♪We Are the World ♪ There comes a time when we heed a certain call When the world must come together as one。 There are people dying And the times to lend a hand to life The greatest gift of all 「僕らは一つの世界」マイケルジャクソン/ライオネル・リッチ- 作詞・作曲 (意訳) 時が来た ある叫びを聞く時が 世界が一つになる時が 死に瀕した人々に 手を差し伸べる時だ 命は最高の贈り物なんだ どこかの誰かが 変えてくれるだなんて しらんふりの日々は もう終わりだ |
自然の摂理・・・宇宙に地球が誕生した何十億年前から育まれ、今がある。人間の誕生は、宇宙カレンダーによれば、何月何日?なんと除夜の鐘、年の暮、12月31日の数秒前。世界の最長寿国日本を自慢(?)しているが、日本人男性の平均寿命は81才、女性は87才。 We Are the Worldがいつの間にI am the worldと勘違う、”個人の尊厳”を”自分だけ良ければ”と誤解する。樽の箍(たが)が外れれば、どうなるか?人間の創った摂理は、時と場合で変わりうる。それを誰かが直してくれるだろうと知らぬ振りは もう終わりにしよう。 マイケルジャクソンの歌は人種や宗教に関わらず多くの人々に唄われてきた。おそらく これからも・・・・平和を望まぬ人はいないのです。 ♪ さあ気づこう 変化が起きるのは 僕らが一つになったときだけなんだ 僕らは 一つの世界 僕らはその子ども 僕らこそがもっと明るい日にできる だから 分け与えよう・・・・・♪ |
4049:平常l心
いい加減にしなさい! 子供の頃 親から叱られた経験も無く大事に大事に育てられ、親が敷いた道を歩いて来ました・・・・・・。親が亡くなり、自立するにもどうして良いか判らない。 浮世の柵(しがらみ 断ち難し・・・。 我が身に難事、そして思った。全ては私の責任です。・・・・と。貴方のコトバには納得させる力がない・・・何故でしょうか。何が本心かが判らない。貴方自身が判らないじゃないの。・・それは信じられるかどうかでしょう。子供じゃ~ないんだから 自分がやったことに責任を取りなさい。お山の大将、が独りボッチになり・・・・・どうやって里に降りるか判らない。当然、自分で探すしかないでしょう。 過去の栄光に酔い過ぎた結果、人は 自ら今 何をすべきかを見失う。先人のコトバ。 |
周りから天才だと持ち上げられ、そうなんだ!と納得してしまう人・・・・・それがある時期から流れが変わり、落ち目になると誰も寄り付かない。自らを測る物差しを持てず、過去の栄光にしがみ付く。そこには真の安楽は生れまい・・・・・ 仏教の教えです。”平常心”それは人によって違います。だから 相手を大切にする慈愛(利他心)が説かれてきたのでしょう。違いますか? 懴悔、謝罪、すればするほど”言い訳・保身”。(不二) いま 世間を騒がしている某マスメディアの実相は、本来のあるべき姿を見失い荒涼とした寂寞感に包まれた。私達は、そこから何を学び感じるかです。無常 明日は我が身、謙虚さ。違いますか? |
”所有者の意思によらずにその所持を離れた物で、盗品ではないもの”(法)・・・遺失物・落とし物。 日本が長い間、低迷している間に大切なものをどこかに落としてきてしまった。責任の擦り合い、犯人捜し、揃いも揃って、・・・何かが狂ってしまったように思えて仕方がない。勝ち組と負け組がハッキリ区別され、どちら側に立つかにより真逆の評価に別れています。特に 政治の動向が気になります。少数与党故に野党と政策毎に協議し合意を目指すというが、首相の施政方針演説で日本の進むべき方向を≪楽しい日本≫・≪地方創生は【令和の日本列島改造】≫という二つをあげた。誰もが違和感をもったに違いありません。議場内無反応、抽象的で具体的に何をどうするかが見えて来ません。 昨年の暮、日本被団協がノーベル平和賞を受賞されました。核兵器のない世界を目指す長年の活動に対して選ばれたものでしょう。その事について殆ど触れていない。もし、日本が本気になって核兵器廃絶に取り組む覚悟が有るならば、いくらなんでも今≪楽しい日本≫というコトバに代わるものがあっただろうと思います。内向きの議論は、今に始まったことではないとしても、平時ならばいざ知らずこの有事においては許されないでしょう。要は日本人の意志によって、盗品(まね事)なんかじゃなくて、自分達が望む進むべき方向を世界に宣言すべきチャンスだと思いますよ。それなくして日本の役目をどうのこうの言った処で空言に受け取られてしまうでしょう。大きな遺失物です。 |
責任あるものが責任取らない風土は出来上がった。隠蔽か逃避か・・・・。平和で安心という虚構を創り上げた張本人は一体どこの誰なのか?。ヒトの金で橋を作らせ、最初に自分が渡る。(自未度先度他)。あの源信の母が我が子を諫めたコトバは今の時代にこそ価値がある。火の粉が自分にかからないように裏で画策(院政)するは人の風上に置けない寄り合い所帯。本来の使命など二の次で・・・・こういう組織は遅かれ早かれ自滅する。 遺失物は一定の期間は保管され、時が来れば一緒くたに二束三文で売りにでる。これは 組織の大小を問わず、顛末は同じ。(負の連鎖 & ブーメラン) ・・・・後の世を渡す橋とぞ思ひしに 世渡る僧となるぞ悲しき まことの求道者となり給へ・・・・(源信の母 子への諫言)) |
基軸の歪んだ”コマ回し”、誰が回しても結果は同じ。やればやるほど むなしき煙。 脇役がズラリ並んだ記者会見、どなたが仕組んだものなのか・・・10時間かけた割りに後味の悪さだけが残った。遠因は主役の不在?≪楽しい番組≫⇔≪楽しい日本≫、会場が永田町とお台場に別れ、議論した。その中味は真逆。共通点は誰の為?かの不透明。 BSの海外ニュース、南米のコロンビアに25%の追加関税・・・・・、 方や 一企業の問題と国の問題がごちゃ混ぜになっている。世界の動きと日本の動き、次元と温度の差に茫然自失。 |