ついに実現
チベット
this is tibetto
(2002/7/2〜7/8)
茨城県真言宗豊山第2号支所布教師会


チベットへの道


真言宗豊山派茨城県第2号宗務支所布教師会主催のチベットへの旅(大正大学:木村先生団長)は7月2日から8日までの日程で東アジアサービスの企画により実施されました。団員は総勢14名。チベットは現在中国に属し、ダライラマのインド亡命から外国者の入国を年間2000人に抑えており、当然私も初めての訪問であった。

日  程

月日    発着地   交通機関   発着時間  宿泊先    日         程
7・2    成田              9:50
       西安     JD867便   13:10  西安賓館    大雁塔ほか

7.3    西安                    西安賓館    兵馬傭:華清池ほか

7.4    西安              9:15
       ラサ     SZ4217便   13:05 ラサ賓館     ホテル安静

7・5    ラサ                    ラサ賓館     ノルブリンカ:ポタラ宮ほか
                                        夜チベット高官との交流会

7・6    ラサ
       ギャンツエ  専用バス  8時間  ギャンツエ飯店 大昭寺見学後移動 トラブル発生

7・7    ギャンツエ   バス    7時間
       ラサ:西安  SZ4218便  3時間  全日空酒店    反省会

7・8    西安             15:05
       成田     JD868便  20:20             解団式

エピソード

   高山病

  13名中6名がラサで点滴を受けたんです。症状はいろいろ、頭痛。下痢。嘔吐。筋肉痛。しゃっくり。鼻血などでした。原因は西安から飛行機で一気に高度3700Mのラサまで飛ぶからです。体が酸素の薄さと気圧の低さに順応できないからなんですね。私は点滴は受けませんでしたが、夜中の息苦しさに悩まされ寝不足になりました。日中も特にカローラ峠(5006M)を越える時にはきつかった。携帯酸素を2本使いました。高山病の予防は水分を良く取ること、初日は動かずじっとしていることなどがあるようですが、絶対ではありません。また、現地の医療は注射はお尻にブチュー。2本打たれたのは誰。                       
   ハプニング
バストラブル。6日に出発した専用バスが最初から不安だった。型が古くどうも心細い。その不安が見事的中。何しろ舗装されていない細い山道をあえぎながら登る。荷物を載せた車に4人が乗っている。カローラ峠を登りきった周辺は高度4700Mの広大なチベット高原が広がっている。そこで第2回目のエンジンオーバーヒート。実は我々先発組みはガタコト道を進んだ。必死になって体を抑えてのつらい片道8時間のドライブ。ギャンツエの有名な白居寺に着き見学してきた。後発組はまだ到着しない。ホテルに戻り待つことにした。ガイドの牛さんの携帯電話もつながらず,ラサの観光会社にも連絡なし。夜も10時を過ぎ真っ暗。我々は食事をする気持ちにもなれず。自室で待つことにした。何しろ数百メートルの崖ふちを登る山道だ。誰も口には出さなかったが最悪のケースを思い浮かべていたにちがいない。そのとき幹事の橋本さんから内線電話一行が帰ってきたと。既に10時半を回っていた。皆、ロビーに集まり4人を迎えた。ホッとした。案の定車が動かなくなったらしい。高地での車の中での1泊も真剣に考えたという。幸い天は我々グループに手を貸してくれた。セメントを積んだ大型トラックが4人を乗せてくれた。ホテルまでは100キロの距離。生きた気持ちせずに運転席に6人のって帰ってきた。結局我々のバックは夜中の2時過ぎに迎えに出た我々の運転手と現地ガイドが部屋に届けてくれた。4時に起床、朝食も取らず5時に同じ道を戻った。真っ暗だった。トラブルの現場までの100キロすれ違った車はたったの1台。運転手は真言を唱えながらライトに照らされた道を真剣にハンドルを握っていた。HAPPY ♂                                 生きてて良かった          
3 日本人へのメッセージ
中国の1元は日本円では15円程度、その価値は今の日本人には分からない。チベットのある村には全く車がない。病人が出ると大騒ぎ、近くの町でも1日ぐらい歩いてかかる。人間の排泄物は自然に返すというルールだ。これがまた驚き。飛行場にてトイレに入ると何か変だ。オシッコをしていると背後からの視線を感じる。3つほど有った大便用のトイレから3人が座りながら私を見ている。ギックー。ドアが無くて、日本式とは逆に向いてするものだから見られているような形になるのだ。前立腺肥大気味の安福寺と私はピタリと小便が出なくなった。今の日本は上辺だけの豊かさを追い求め、見失ったものが大きい。一時期日本人団体の旅行者の横柄な態度が顰蹙をかった。今でこそ財布の紐は固くなったが,それでも西安で何度か日本人の態度の悪さを見かけた。馬鹿な日本人。チベットで気になったことをもう一つ紹介しよう。それは怠け者みたいな犬達。人間がいくらいても恐れないで寝そべっている。全ての時間がゆったりと動いているから犬達もこせこせしていない。どちらが幸せ。そりゃーチベットの犬でしょうね。                                   

スナップコーナー

ギャンツエの白居寺
(第3の町)
チベットの峠
海抜4500メートル
チベット首都ラサ
ポタラ宮
巡礼の一行カメラを向け
ると手を挙げてニンマリ。