本人部会茨城大会

(平成18年2月5日)

決議文 感想
シンポジューム(NO1)

基調講演(NO2)

2月5日(日)第1回本人部会茨城大会が茨城県総合福祉会館にて開催されました。
独立行政法人福祉医療機構の助成を受けて今回茨城県で始めての身体、精神、知的
三障害の合同の本人部会でした。基調講演に上記NO2写真の大正大学沖倉先生の
講演、竹ノ内先生の支援者セミナーとスマイルハウスのコンサート、それからシンポ
ジュームと盛りだくさんの大会でした。お陰様で大成功に終わることが出来ました。

決議文

 私たちは、現在に至るまで周囲の支援を受けて生活しています。
 しかし、どのような時でも保護や庇護の対象としてみるのではなく、私たちの主体性を認めて欲しい。
 なぜなら、私たち一人ひとりには力があるからです。
 私たちは保護されることよりも自分自身の力で歩むことを望んでいます。
 身体障害、知的障害、精神障害を持つ私たち自身が力を合わせ、自分たちの問題を話し合い、解決しようとする活動を広く、力強く進めていくことを誓います。
 平成18年2月5日

                                              
第1回本人部会茨城大会
                                     参加者一同

感想
                                                       このページのトップへ

◎『笑顔が似合わない人は誰もいない。
 笑顔を出せる環境をどう創っていくかが大切である
。』
 この言葉を発したIさんはシンポジュームに参加して、とてもユーモアのある発表をされました。彼は今仲間と音楽のバンドをつくって、機会ある毎にコンサートに参加している。彼の赤裸々な過去の思い出は目を覆いたくなるような場面が浮かぶ内容だった。今、彼はその時のことをユーモアを交えて発表できるまでに立ち直り、立派に仕事に就いている。彼が何気なく言った言葉(上記)は、どんな言葉よりも参加者に感動を与えてくれた。ややもすると自分の世界に閉じこもってしまいがちな人たちを彼は明るく大好きな音楽を通して克服している。それも屈託なく明るくである。誰もができることではあるまい.そして我々参加者に大いに勇気を与えてくれた。
◎『車イスの世界
 支援セミナー会場の一番後ろの席に私は座っていた。私の前の方はマンツウマンでサポーターが付く。彼は障害の程度がとても重い。途中彼の車イスに付いているポケットの中の携帯がなった。直ぐにサポーターが携帯をとって彼に見せる。言葉は全くない、口で電動車イスの操作をするぐらいだから普段どうやって携帯をつかっているのかな。彼は付き添いのスタッフにメールを開いてもらってうなずいていた。彼にとってのプライバシーって何なんだろうか?そして支援者と利用者の信頼関係の重みを垣間見た瞬間だった。