源究１７６


　　

NO  テーマ  月日  NO  テーマ   月日  NO  テーマ  月日  NO  テーマ  月日  
 3031 根っ子  3/4   3036 笑顔  3/20  3041 平成29年度・・  4/1   3046 沈着冷静   4/17
 3032 見えてくるもの  3/7   3037 喜び  3/23  3042 それなりに  4/3  3047 共生と信頼   4/20
 3033 夜空のトランペット  3/10  3038 怒り  3/26  3043 伝えたいこと  4/7  3048 謝罪のパターン化   4/23
 3034 2011311246   3/11  3039 哀しみ  3/26  3044 価値観の反転   4/11  3049 望み祈る   4/27
 3035 コツコツ   3/16  3040 楽  3/30  3045 平和   4/14  3050 トータル人生論   4/29


 
 移植後のひとり立ち梅

３０３１：根っ子

何らかの事象に　忌避感情が生まれるとすれば　恐らく　根っ子の部分で何か共通する理由がそこにはあるような気がしますね。神奈川で起こった事件から大阪での国有地払い下げ問題、それと東京豊洲市場の汚染問題と法事国家なる日本の大都市で立て続けに起こった。司法の場で白黒つけるには　当事者間の思惑があって　まだ先になりそうだ。　多くの人が一連の問題に対し腑に落ちないことは確か　隠蔽体質と癒着構造が絡まって、簡単に事実解明はできまい。国内では民事・刑事を問わず訴訟の数は膨大な量、当然　その手続きを踏んで　裁決が下されるまでには　相当な時間と費用がかかる。
　 今後芋づる式に　事実が表に出てきた時に　困る人間は　心穏やかではない。世界の趨勢か　独善主義（？）傾向の強いトップが増えているように感じる。
　大体が　自分の意に適う人間を身近に置いて重用する。もし　部下が諫言でもするようであれば　即　排除され　閑職に廻される。全てではないとは思うが　黙して語らず　これが　先のＮｏ：３０３０で触れた　コンニャク問答如き笑いの種となっているのも事実なり。　
　信義ある人間の待望論は　いつの時代にも　起こるもの。どんなに綺麗なベベ着ても　ボタンのかけ違いでは様にはなりません。
閑話休題
　毎月　給料の明細書を私に見せてくれるＮさんは　パン工房で働いている。最近　毎日のように新車の折り込み広告を持ってきて見せに来る。園でこの車を買えという。お金が無いというと、　私に　もっと働け！と手真似で命令。　確かに　気持ちは判らないでも無いのだが、その表情は　仁王様！　事故で廃車した車を　彼は良く知っていて　もっと大事に乗れと言うのがお前の仕事だろうと言っている。
　これも　根っ子の部分は同じかも・・・・・・・
　
 座右の銘で４字熟語、その数繁多にして　さて　困った。今更　この歳になり　思いつきで本から引っ張り出し　私のはこれでございますとは　言えまい。
　最近　逆修という生前戒名を希望されてくる人が増えた。逆修の逆には『あらかじめ』という意味があり　前もって戒名をつけること。そこに　自分が好きだった事柄や大切にしていた言葉を加えて欲しいというもの。
「凡事徹底」「創業守成」　・・・「一意専心」「首尾一貫」・・・。これぞ　まさしく”根っ子”の部分、土の中で見えないが　しっかりと根がはった植物は　少々の雨風にはビクともしない。移植して暫くは　支えがなければ倒れてしまう。支えが必要なのは当然。木は成長するにつれ　枝を伸ばし　その重さに耐えられず倒れてしまうものも少なくはない。それと　あまりにも木が混み過ぎると　陽の光が入らず　成長を止める。要は　成長するには条件があるということです。これは　人間も全く同じですよね。どちらが逞しいか　判りません。いや～　人間が負けるよね。だって　そうじゃないですか　必要以上に抱え込み　それだってまだ満足しませんし、時には　八方手をつくして　ルールなどお構いなしで自分のものにしようとする。これは　植物にはありませんね。大企業も中小企業も同じな訳でしょうね。
　それより　植物は　光合成なる作用があり　空気清浄　酸素供給の重要な役割を担う。人間は　どうでしょうか！！！！
　むしろ汚染を隠し　その犯人捜し。誰が悪いかを決めて　汚染は無くなりますか！！！！。膨大な量の法律や仕組みは　人間の都合で決めてきた。そこに抜け道を見つけ出し　その事を生業とする人もいる。
　持ちつ持たれつ・・・・・これが多くを持ち過ぎれば不具合をきたす、ex）糖尿病。　現代人への警鐘は　今に起こったことでない。それに聴く耳を持たない。結果　根腐れして　気付いた時には何とも施しようがないことに。
　その辺の教育は　どうでしょうね　いつ　どこで　誰が　やれば良いのでしょうね。
＊　永遠なるものを求めて　永遠に努力する人を菩薩という　　　「後胤」　　　　　　あのね！≪あっしには　関係ござりません　無理ですよムリ・・・≫ってか！　そこを　ちょっと我慢して　やってみる　それが　座右の？？？？とすれば良い。
 私の知人に年齢を感じさせない人達が何人もいます。その方達には根っ子の部分で共通することがあるようです。それは　ハッキリとした自分の目標を持って生きているという事だと確信しています。体力の衰えと気力の衰えには相関関係？
　要は　老後を負と考えるか否か　ここにつきると考えます。老い⇔天寿。
私の場合ですが　理趣経という真言宗の根本経典の中の　・・・・菩薩勝恵者　乃至尽生死　恒作衆生利　而不趣涅槃・・・・・という教義を根拠にしています。少なくとも１２００年という年月読み繋いできた　教え。　これを　己がどう生きたら良いかという指標としています。
　正直な話　生身の私には　徹底できるかと言えばＮＯです。それより　多くの先人が　この言葉と向き合ってきたということが　脈々と今に伝わり　道標となると信じるようになりました。過去から学べということを伝えたいのですが　残念ながら　私にはその発信力が無い。宗教は　その人が最高のものと信じていることに価値があり　是々非々を他人が口挟むことではないと考えます。
　日曜日の午後　何も予定が無かった。そこで　イオンの映画館に何年かぶりに行きました。『相棒』という東映映画　ＴＶでも放映されるシリーズもの、偶然とは　こんな事をいうのでしょうか　全席指定で１割も埋まらないのに　同列で隣席に　なんと　同じ職場のスタッフの家族がいた。
　タイムリーというのだろうか　映画の内容は　科学兵器を使ったテロ、そこには　先の大戦の延長線上にある　怨念があり、一度戦争になれば　罪のない一般人が犠牲となり　国は守ってはくれないという。更に日本人ということだけでテロの標的となる警鐘、ＴＶとは違い　映画の迫力は　身震いを抑えるのに苦労した。随所に入る　戦場の光景は　８０年に達しない近年の史実ということになる。
　デジタル化の最大の弊害は　思考が点となり繋がりが無くなること。これは生身の人間にはジワジワと効いてくる。仮想現実が幅を効かせば　自ら考え　行動し　その結果を他人の所為にすることが常態化、百条委員会　の効力はいかに？　いつの世も　有識者という連中に限って　その類の能力は頗る高い。いや違う。人間は　祭り上げられて　そうなるのかも知れません。　そりゃ～　そうだわな　。自分達が考え作り出したルールでしょう。　ルールは訂正が可能　時と場合で　使い分けることも　然程難しくはないようだ　。
ルールを破るとは　一生一大の重科を背負う事。　　根っ子三段論法　完了！　

3032：見えてくるもの

 受験シーズンです。今は　義務教育ですら　希望する学校を試験によって選ぶ時代になってきた。そうかと思えば生徒減による統廃合が進む。６～７歳の子供が競争原理に立脚した価値判断で育つ環境が果たしてどうなのでしょうか？　人生８０年という枠の中で考えた時に　１０歳に満たない子供が　自らの判断で学校を選択できるとは考えにくい。そこには　親の意志を強く感じてしまう。
　相手との勝ち負けを競い、勝利したものは　優越感をもち　負けた者は挫折感を刻む。しかし、これは　一時的なものか（愛着障害）、成人に達した時に　どう影響するか！　何故か　今の日本では　その辺りを論じることが避けられる。知足は　今に始まった教えでは無い。仏教が生れた2000年以上前から　大切な教えとなって今に至る。足るを知ることで　自らを戒め　相手に譲ることを学ぶ。　謙譲とは　へりくだる心　譲る心である。
　もし　我々が死ぬまで競争社会で生きるとしたら　大安楽を獲るどころか疑心暗鬼が生じ相手に譲る気持ちなど生まれまい。源信が「往生要集」で描いている地獄の光景は　読む人に恐怖心を抱かしめるに不足無い。八大地獄の中で焦熱地獄で焼かれるものは　人ではなく　そのものが持つ悪業を焼くと解する。それは　誰しもにリターンマッチのチャンスが残されていると見るべきかもしれない。しかし　今のまま進むと10歳に満たない年齢で将来が決められるという　実に恐ろしく　味気ない人生と成りはしないだろうか？　そこには　様々な誘惑や欲得が入り混じる。
　そこで、何故　一番でなければならないか？　2番ではダメなのか？　いやいや　順番なんかどうでも良い。　個の尊厳　その人の有りの儘を認めあえる社会が　本来のユートピアに一番近いものと私は思う。
　近年　独裁者や優生思想を生む環境と条件が　着々と築き上げられてしまったとも言えます。
　しかし　これでは不味いと考える人達が徐々に出てきていることも事実です。自らの意志で復興支援に参加する人々と触れ合うと　その経験を通じ　忘れかけていた何か大切な事を学んでいる。身近な例では　毎年　施設に実習に来る人達とて　同じ　初めは驚きと困惑で何をして良いか判らないと語る。それでも　やり続ける中で　今まで知らなかったことが判ったと強く心に刻んでいく。彼らの将来に何らかの形でいかされることを願う。
　人と人の関係は　先ず相手を知ることから　始まる。　　この光を　消さずに　灯し続ける事は　我々が次の世代の若者に対しての責任ではないだろうかと思います。
　川柳・・・・に笑えぬものがありました。
　　　やることも　することも無く　医者にいく。　　　　＊　本当に　貴方はやることも　することも無いのですか・・・・・ボランテア募集中　思い付いたら直ぐに　☎０２９－８３１－１６８６（尚恵学園）・・・
　　
 何らかの仕事や夢を持つ人は　何故か老いることはない。『工夫に落つ」とは　なるほどと思うこと。頭デッカチ工夫に溺れ　何をやっても長続きしない人もいる。思ってもいなかった　大病を患い　自暴自棄になる人もいる。これは　明日は我が身と受け入れる覚悟を普段から持つことしかない。
　天寿があるとしたら　ドタバタせず　身を任し　生きること　これこそが　大安楽への道となる。　斯様な禅の教えは　理屈を頭で考えることを良しとせず　只管打座　そこから見えてくるものが　借り物ではなく　己自身の歩む道と説く。
　人との繋がりは　不思議なものである。その切っ掛けはあるのだろうが　自然の流れで　知り合う関係が　長続きする。　私利私欲から近づく輩は　いずれ　去っていく。そして　その方自身も　同じ運命を世間から受けることになるだろう。
　もしあの人がいれば　雰囲気が和むんだがとの経験をしたことがありませんか？　逆に　一緒にいると　険悪になる人も　　　これって　どうしてなのですかね？
　　相模原事件の後　国は全国一斉に同種の事業所に防犯カメラの設置を義務づけた。当方でも昨日からその工事が始まった。法人全体で設置するカメラの数は相当なもの　正直　割り切れない気持ちがあります。
　巷には　凄い数のカメラが溢れている。　マレーシア空港で起こった事件も　一部始終　カメラに記録されていた。
　個人情報の保護が　これまで叫ばれる割に　防犯とは言え面倒になった感はする。安心と安全は違うという　一見して言葉遊びのような気もするが　　どうなんでしょうね。
　　カメラ設置が終わり　Ｋさんに　私が写っているかどうか尋ねたら　Ｖサインをしろ！と言われてしまった。　　　
 雰囲気が和む・・・
　その人こそ　私は　Ｋさん達だと思っています。清浄で無垢　淑人そのもの　　多くの人が　彼らから勇気と元気をもらっているはずです。、彼らは　上手く言葉では話せず手先も器用ではないかもしれません。でも　体いっぱいを使って一生懸命生きようとする姿は　他に類をみない。言葉の巧みさに慣れてしまうと　人間は逆に　疑念を抱く。
　もし　彼らに　何が安心で、どこが安全かと聴いたら、どう答えるだろうか？　私は　その事と向き合ってきました。　私自身のいたらなさと見栄が入り混じる実相　そこを見事に突いてくる凄味　彼らには　下心がない。　全てを御見通しなんだと観念するしかありません。
　もし　貴方達の赤子を　艱難辛苦の中に放り投げるようなことをしたら・・・・・・？　
　そんな風にはならないからと考えている人が　この日本には　多いと思う。　益々混沌とする世界情勢、外交には双方の信頼関係が第一という。こんな当たり前のことを公言するのは如何なものか？　我々に交渉の中味は明かにされないから憶測でしかない。今こそ戦後ドイツ・イタリア・日本が辿ってきた道に思いを馳せるべきだと思います。ヨーロッパ連合（ＥＵ）が何故できたのか？　経済効果のみでしょうか　違いますよ。日本人はＥＵの戦争抑止力をあまり評価しない。
　経済は損得の総体、その面からの平和安定はありえない。、戦争が始まれば　全てが元の木阿弥と化す。過去の敗戦の体験を　今にどう活かせるか！　　　政治も財界も　戦争は起こらないだろうという前提に立っている？ように思えて仕様が無い。なんてことはない薄氷の上の経済に一喜一憂するまえに　貴方たちが己の身を正すことをするべきだ。
　大阪で起こった私学への疑惑は　政治と行政が絡んだドロ試合、本気で解明しようとしないのでないだろうか？　もし　落とし処を個人の責任で済まそうとしたとしたら　人を愚弄するにも程がある。　
　
　　

3033：夜空のトランペット

１９６５年　ニニ・ロッソが自作自演で世に出したＣＤの『夜空のトランペット』を聴きながら　どうしようもない焦燥感の出口をさがす。この曲の原題は”静寂”　ムード豊かな響きと曲の中に挿入されたロッソ自身の語り・・・・・。丁度　この曲を知ったのは私が高校に入学した頃だった。　その頃　今と同じような気持ちでいた。ひょうな切っ掛けで　トランペットの魅力に取りつかれ　小遣いを掻き集め　街の楽器店で中古のトランペットを買い、見よう見まねで吹き始める。近所では　寺のセガレが今度は何を始めた！とケタタマシイ音に迷惑だったと思う。最近になり　長く使っていなかったピアノの調律を頼んで　埃のかぶった楽譜を広げ　一本指で弾きはじめる。どうも　私のクセで　思いを晴らす方法がないと　周囲の迷惑など構わず　音楽（？）に助けを求める。 
　昔　慣れ親しんだ曲は　一瞬にして　荒んだ気持ちを和らげてくれる昇華作用がある。某有名歌手の話で彼の音楽の原点は　幼い時　両親がケンカをした時に母親が　裏の山の上に自分を連れて行き膝に抱っこして”赤とんぼ”など童謡・唱歌を歌ってくれた思い出だという。　　小言や愚痴でなく　唄が優しさや懐かしさの仲介をする。
　本当は　そんな事をいっている場合ではないのかもしれません。　親子別れての生活を望んで選ぶものはいない。特に　幼子との別居は　様々な理由があったとしてもである・・・
　　雪を喜ぶか　辛いと思うか　それは　その人によって違うが　その事を一緒に感じ語ることができる人が傍にいれば　どれだけ癒されるだろう。人間の深層に確と刻まれた幼い時の記憶は　その人の一生でとても大きな影響を及ぼすと思いますね。
　私は　、毎朝　　本堂に入って経を読み始めると　嘗て学園で共に過ごし今はいない仲間の顔が浮かんでくる。　懐かしさと申し訳ないという思いが　交互に浮かんできます。読経を終える頃になると　彼らの顔が和らいで見えてくる。もしかして　脅迫観念？　それとも　おまじない？　気持ちが落ち着いて　やっと　一日のスタートとなる。無時にすごせますように！！！この繰り返しを続けて今に至りました。
　二階にいると時々下からピアノの音が聞こえてくる。誰かが　弾いているのだろうが覗いてみると　仲間の何人かがピアノの周りに集まっている・・・・・・・

3034：２０１１３２１２４６

２０１１年３月２１日午後２時４６分　東日本大地震が起こった。今日は　同じ時刻に鐘楼を撞くことになっている。今日で丁度６年が経つ、まだ避難生活をされている方が沢山います。原発事故で立ち入りが禁止されている地域があり、その方達の事を思うと複雑です。まだまだ行方不明の方が大勢いて　今も砂浜に出て探し続けている家族がいる・・・・・・
６年という月日は　現実を受け止めるには充分な時間であるはずがない。あの時から、生活が一変し　将来への不安が増す中　それでも　必死に生きてきた、　故郷を捨てなければならなくなった人。　天災か人災か　慣れぬ避難先でいじめにあったという子供達がいることを知り　無念である　・・・・・・　日本人がどうのこうのではなく　世界中が　自分以外の相手に対し理解する度量が狭くなったように感じます。戦後７０年を過ぎて　どん底から生え上がった日本人の気骨は他に類をみないかもしれません。　しかし　それに自惚れてはならない。先の戦争で　日本人の多くが犠牲になったのは事実です、けれども　相手の国の人達も同じなのである。　　我々は戦争という　過去の過ちを二度と起こしてはならない。充分な議論はしてきたと言うが　その議論の中味が一般の人々に理解されていますか！　それより　どうなんですか？今の国会審議の実態は？　貴方たちにこそ　疑義を究明する責任があるはずでしょう。
　朝　５：４５　私を見つけ窓を叩く人がいた。早朝のウオーキングをされている　Ｉ　さんだった、「お早うございます。あ～会えてよかった」　と挨拶されたあと　直ぐに　相模原事件の話しになった。　どうしてあんな風に考える若者がいるんだろう？と切り出した　「住職よ！戦後生まれの我々の責任は大きいんじゃ～ないのかねー」と自分の思いを語って　帰っていった。
　大震災の時　日本人の誰しもが考えたことは　”安心”ということだったと思います。残念です、それが　大きなウネリとなって実を結ばない。原発廃止！誰も　口を閉ざし　何も言わないとしたら　それを賛成と勘違いし　喜ぶ人間がいるでしょう。　昨日の午後３時　テレビで流れた速報は　異常だった。　韓国大統領の罷免決定　南スーダンＰＫＯの自衛隊の撤退　それと　大阪私学理事長の申請取り消し　それを観て何かに呪われているような思いになった！　この国はモノ事に対する判断が狂い始めている、事の重要性に関わらず曖昧な儘に処理され　棚上げされていることが多過ぎます。
　☆　６年前の　Ｎｏ：１７４２をご覧頂けたらありがたい。　　 
 一夜明け　ネット上で　またしても障害者のＧＨでの火災で３人の利用者の方が亡くなったニュースがあった。いま　全国一斉に関係する事業所は防犯カメラ設置の途中だ。　以前はスプリンクラーの設置義務があった。　日本のＧＨ制度で先駆けて作られたのは知的障害の人達へのものでした、　１９８９年　定員は４名～７名とした。それが　いま　どうなっているか　確実に数は増えたが入所施設と全く同じ規模（50名）でＧＨの認可を得ている所もあるという。中途で　ケアーホームと2本立てになったが、直ぐにそれは1本化された。しかし　スウエーデンのＧＨとの余りの違いに愕然とする。理想と実態に差が大きすぎる、これで4月から始まる社福法改定により　どう変わるのか？　　　問題は　制度や箱物は用意しても　こころが付いていかないバランスの悪さである。これを　相互信頼の欠如社会といったらどう・・・・。　戦後　自由を獲て　努力すれば　報われると皆が信じ　　街や人が　活気に溢れていた時代があった。その後、バブルの崩壊があって　信じていた価値観に疑問符が付けられた。　経済の豊かさ（？）を獲ることで日本の果たすべく責任が重く圧し掛かる。同時に　歯止め無き格差の拡大　元々これは今の経済システムでは避けて通れないことは判っていた。社会の変質は予想以上に早く進む。働き手の減少に加え　頭でっかちの人間が増えすぎた日本で　その辺の深刻度は実態を上回る。親から子へ　子から孫へ。この流れは小手先の対応では絶対に無理でしょう。その事を殆どの日本人は承知している。
　寛容さと曖昧さが混在する社会は　もの言わぬ人間を作り続けるのだろうか？　それと　権利は主張すれど義務は果たさない。この思わぬ副産物に　想定外とばかりに　仮置き場に積み上げてきた。
　どうでしょうか　不始末の巧妙さと責任逃れ？　ナマグサのボヤキと思って結構です。
　　　広大無辺　・　深厚博大　　この国の人達が　一番学ばねばならぬ　人達は　過去にも身近にもいる。探そうとせず　自らの殻に閉じこもっていては　気付かない。だから　地道に諦めず仲間づくりを始めるしかない・・・・・それと最近　気になるのは　変わり身の早さを　自分の能力の高さと勘違いしている方　　これはもう　　どうしようもない。　　　

３０３５：コツコツ

 コツコツと自分なりにやってきたことが　最後は花開く。これだわな～。あまり　自分が目立つのは　結局　息切れし　中途でリタイアするってことになるんだわ。
　何も大輪咲かさずとも良いじゃない。高山植物は　みな　小さな花ばかり。そりゃ～そうでしょう。強風と寒さ、水分と陽の光　どれ一つとして　温度管理された温室とは違う。そこに価値があるんでしょう。　よくも　こんな場所で花を咲かせたと見る人に感動を与えるってこと。もう少し　自然と向き合ったほうが良いよね。何でも便利が良いと思ってやり過ぎたんじゃーないの？
　時間外労働の話　あれって　個人営業の職場とは無縁でしょう。コンビニのオーナーが悲鳴を挙げているという。だって24時間365日休み無し　フランチャイズ制でのビジネス・モデルとか言って　開業したは良いけれど　毎晩オーナーが店番するってことになっていませんか？　経営者には　時間外労働の規制は無い訳でしょうし。
　夜中に働いてくれる人を探すのは大変です、派遣会社に頼んだら　これまた　法外な手当を払う羽目に。ですよね。今　病院や福祉事業の実態は　同じ状況になりつつありますよ。素晴らしい設備と高級ホテル並みの待合室、鳴り物入りでオープンした病院が経営危機、これがなんとも　人口密集地域で起こっている。何故か？　そりゃ～　原因を挙げたら切が無い。有資格者の争奪戦で人件費が高騰、それと　長く働く条件は人それぞれ！そのミスマッチが多すぎる。
　私学の経営は　少子化が諸に影響していますよ。様々な工夫をこらし生徒募集はしてますが　限界に来ている所多いんじゃ～ないですか？　恐らく　5年先の見通しが立たないなんてザラですね。
　日本経済の実態は　決して楽観できませんよ。派手にアドバルーンを上げたは良いが　いつの間に無くなっていたなんて事が普通となるんじゃーないの。どこかの先生が言っていたけれど　ブーメラン現象とか、介護事業の一人勝ち？？？　全く違いますよ。諸に少子化がボデイブローで効いてきた。何せ需要があって　受けられないってビジネスモデルは過去に有りました？
　　ホンネでいうと　縮小したいと思ってもできない事情、実は　これ大規模事業所ほど深刻ですからね。　格言あったじゃないですか？身の程知らず　とかなんとか。
　厚労省が新たな福祉のビジョンとして高齢者や障害者や児童等が同一の事業所で対応する仕組みを提案している。大分　苦労したんじゃーないかな～。だって　縦割りを横並びにするわけですからね。それが新しい福祉構想の『地域共生社会』の実現と　どこでどう結び付くのか？？？？　正直　今以上に複雑化するんじゃないでしょうか。
　言っておきますが　応急処置をいくら施しても　病巣が残っていては　どうなんでしょう。　病巣って何？　そりゃ～　アンタ達（三権に関わる人間）も当然　入る訳ですがね。税金を使っておる者に　例外なし。
　嘗ての農業は　次の年に撒く種を残し　収穫した。これ今風にいうと　サステナブル・・・・・とかって言うんじゃ～無かったですか？持続可能な・・・
　象徴的な出来事　例の大阪で起こった小学校建設の問題ですが　土地は買い戻せるけど　あの立派な建物どうするんですかね～　豊洲の問題だって　同じでしょう？　どこが違うか説明して欲しいよな～。
　＊１９８８年　リクルート事件　政財官を巻き込んだ戦後最大のスキャンダル　それから３０年という時間の経過と共に　世界の情勢も大きく変わった。
　
 風向きによって　気温が急変する。午後から北風に変わり　案の定　冷たい雨になった。３月は毎年この繰り返し　農家の人に聞くと　今年は葉物野菜はダメという。雨が少なく　その影響らしい。
　年度末をむかえ　食事会を兼ねた反省会が目白押し。寿司屋ありイタリア料理あり　焼肉あり・・・・・小グループでメンバーとスタッフが思い思いの場所で行う。そして　昨日はホワイトデイでのお返しのチョコを配りっこ。
　今月１８日　役員会がある。予算と事業計画　それと今回は法改正による新たな承認事項が盛り沢山。それから今年一年かけて　在り方検討会を実施し　その報告と了承をえる。淡々と為すべきことはやっていく。それが　どうも　潮目が変わったように思う。正直　何処がどうなったという事を　簡単に言えぬ状況があり、困っている。　いつの間に複雑に絡む法制度、それを遵守せよと言われるが　ピンとこない。見張りに見張りを付けるようなことを何故するのか！そして２重３重の保険をかける。
　根底にお互いの不信感があるのだとすれば　この国は何かがオカシイ。そう思いませんか？　オランダとトルコの騒動をＴＶでやっていた。　日本にいると　その辺の動きには疎くなる。移民を多く受け入れるヨーロッパの国々　陸続きということもあるのだろうけれど　歴史的には今に始まったことではない。
　それと比べ　何ともオカシナ議論が全日繰り返されている日本。他に　話し合うことがないのかと訝しくなります。肝心要の議論は棚上げ先送り、日本は平和で暮らしやすいという風の噂にひたひたと迫りくる不穏な圧力。
　ま～　あまり言いたくは無いけれど　本当に大丈夫なのかね～　防衛の要の大臣が　全く次元のことなる事で翻弄タジタジという。これってコンプライアンスとか言うんじゃなかった？　へ～弁護士の資格もあるんだ！
　辞書で調べますと　コンプライアンスには”従順”という意味もあるようです。
　できれば　もう少し　判り易くしていただきたい。悪い事は悪い　良い事は良い。そうじゃないと　ダメだよね　Ｋさん・・・！　貴方は　昨日も学園車を買えと訴えてきた。≪壊した奴が悪い≫と怒ってね。　　

3036：笑顔

 趣味活動の一環として絵画教室を行っています。今回　つくば市で開催した絵画展で毎回参加している尚恵アート教室のメンバーの定塚さんが　≪SOMPO　パラリンアート　サッカーアートコンテスト≫で入賞しました。
おめでとうございます。また　新たな画集が加わるか　これからもガンバって沢山描いてください。
　笑顔は良いですね！　絵を通じて仲間ができ　お互いに励まし合って元気に過ごされています。最近　なにか喜べない出来事が多くある中で　仲間たちの笑顔を見るとなんとも言えない雰囲気を感じさせてくれるんですね。ムードメーカーです。
　寮の中では　休み無く声を出している方が　仲間と一緒に公園の掃除に行くと　パタリとその声がやむという。大騒ぎして　困ってしまう方が　大好きな歌手のコンサートに行くと　黙って最後まで聴いていると知りました。
　意思決定を手助けする上で　”選好”という視点が重要になると思います。予め決めたチェックリストではなくて　相手が他よりも何を選ぶかという日頃の観察が大切かと思います。
　
 屈託ない笑顔って　どんな顔？　そうですね　相手の笑顔をみて　此方も自然と微笑んでしまう　そんなものでしょうか。
　心の奥底を見抜くということは　難しい。そりゃ～　そうですよ　己自身の心の中は　一定じゃなくて　常に変化しますから。　日々是好日と言いますけれど　これは　”願い”ですね。こうあって欲しいという　思いですよ。願以此功徳・・・・願わくば此の功徳を以て・・・・という回向文は　　決して　己だけの願いが適えればと謂う事では無い。　自分があって相手がある。共にということですね。”地域共生社会”という耳慣れぬ言葉、これは　国が新しい福祉のビジョンとして掲げたものですが、ちょっと待てよ　と思ってしまいます。　競争社会、自由、　豊かさ、保守、権利、自己責任、格差、国防等々・・・・・・・世の中に溢れんばかりのこれら言葉が　どうも　反地域共生社会への　近道に私には思えてしまう。これっては　もしかして穿った考えなのでしょうかね？
　人間誰しもに　生まれてきた時から　　ミッション（使命）を持っていると思うんですね。それが　個の尊厳という訳ですよ。
　現実はどうでしょう？？　私利私欲が強く　相手のことは目に入らぬ人には　妬み　恨み　貪り　　という　本来　誰もが持っている感情が　強くなる。　この均衡が取れなくなると　必ずや　障りが生じる。悲しみや苦しみ。
　これは　もう決まっている道理な訳ですよ。　日本は福祉や教育　を　お金で売り買いする仕組みを導入した。そうすれば　当然　金銭欲の強い人間がでてきます。守銭奴。　社会福祉法人や学校法人の本来の有るべき姿が　曖昧となった。　当然ですよ　自由市場に譲渡してしまったわけですから。　結果　何が　今起きているか？　政官財学が絡んだ骨肉の争い？この流れを止めることができない状況が当に今。　儲かるから福祉を行うと公言してはばからない。国はこれを正当化した。そうなると雪崩の如く　一気にですね。　確かに　それだけではなく　プラス面もあるでしょう。
　この状況は微妙　当然と考えるか　それとも　　素晴らしい未来が開ける道筋とみるか！　答えは　ハッキリ言ってＮＯですよ。
　常識が非常識化する。最初よりそうなることを想定内の筋書きでは無かったですか。吸収合併の正当性？ホンネはお金が無いから　そうさせた。ふーむ　なるほど！！！　サポート付き高齢者住宅　いまどうなっていますか　高額な初期投資　乱立状況の建物が使わずにどれくらいの数、放置されているか分かりますか？　実態チェックが成されずに　曖昧にしている。
　要は市場経済のルールに馴染まない業種までも　一緒くたにしてしまった　そのツケは大きいと思います。　無駄を省くという本来の想いとは　真逆の実態、先ず　その目論見は　従事者の確保難という問題により狂い始めたと言ってよい。
　これは　新手のバブルの崩壊です。　持続可能な社会と言いながら　実は　アパートと同様に　　巷に溢れさせる。　２０年後あるいはそれ以上の　相続の負担が軽減されるという保証は将来への不安により憂き目に会う。
　やらない方が　良かったと気付くには　どうも　もっと痛い目に合わないと無理なのかもしれません。
　いつになれば　笑顔がホンモノとなりますかね～。上手い話には　トゲがある。　学校で　習わなかったのかな～。父ちゃん　母ちゃん　教えてくれなかったのかな～。　
 昨日　今年度の第４回役員会がありました。変更書類が例年になく多く、その説明に苦労しました。１年間かけ　検討してきた尚恵学園の在り方検討報告が　承認され　後日職員全員に配布します。役員より様々な意見を頂戴しました。
　７つの提言を　どう具現化するか　これが　一番大切！　ＰＤＣＡで言うと最初のＰlan（計画）　ができた訳ですが　Ｄｏ　Ｃｈｅｃｋ　Action　をどう進めて行くか　。　現状を最も理解している職員が計画を練り　提案したことに価値あり。何度も話し合いをして纏めてきた訳であるが　これからが真価を問われます。
　平成２９年度は法人始まって以来の職員の配置を厚くした。人件費率７０％は　社福経営ではＭax　目安、　ややもすると人数が増えれば　想いを共有することは難しい。今回はトップダウンでなく　現場からの提案とした。
　それは　これから先の　担い手である　若い人達の思いを重視したこと。財源をどうするか？　こればかりは　ボトムアップ　とは　いかないから　また悩みが増えたでしょうよ。
　笑顔が消えない職場　それが　根付けば　人が自ずと集まってくるだろう～　　　これも　　・・・功徳＝笑顔　こんな構図を頭に描き　彼岸に精進致します。
　我が彼岸に楽しみを　笑顔が絶えぬ　浄土の世界　・・・・が　此岸での生き様が　担保物件ですね。　債務不履行は　彼岸此岸の隔てなく　ペナルテイ。
　

3037：　喜び

 笑顔の次に浮かぶのは”喜び”　　見聞きする情報が　最近は暗雲が垂れこめるようなものが多すぎて　どうしても　気分が滅入ってきます。これはマスコミの責任が大いにありますよ。面白おかしくが　常軌を逸し　視聴率第一主義！
　喜ぶという日本語で　同じ訓読みで浮かぶのは、悦ぶ、歓ぶ、慶ぶ、それと欣喜雀躍の欣ぶなどがあります。躍り上がって大喜びするより　細やかな喜びで良いと思います。でないと　益々エスカレートしてしまい、不愉快と成りかねない。良い塩梅と言いますが　塩梅とは　塩と梅酢で　料理の味加減を調えること、そこで　・・・程好い塩加減で　美味しゅうございました・・・となる。
日本語の妙と謂うのでしょうか　。　日本人は実に精緻なんですね。だからでしょうね　川柳や俳句　短歌など　風流さを競い楽しむ文化のみならず研究や開発に遺憾なくその能力が発揮する。　これは喜ぶべきことですよ。平仮名　カタカナ　漢字　大和言葉などと外来語を上手に使い分けることは　大変な事ですよ。恐らく外国の方が日本語を学ぶことが難しいと言うのは　日本人にだって　できないんだから　当然です。
　　どこの家にも１～２冊置かれていた辞書が今　埃を被っていませんか？　ＳＮＳ？など　新たな情報ツール　そこには　精緻で味わいを感じさせる日本語など必要ない。だから　日本人の言葉への関心と理解度は　劣化の一途を辿る。そのことを　あまり深刻には思わず　当たり前位の理解になってしまった。
　言語は　人間が考え出したもの、それは　意志の伝達には欠かせないものでした。　便利さによって　失われたものの最大のものは　相手の立場を慮ることだと私は思います。　判り易い例を挙げますと、言葉が話せない人達の周りを察知する能力の高さは本能的なものと思ってしまいます。　これって　一体　何故なのでしょうか？　知的障害の人達の世界大会があります。その内容はスポーツから芸術にわたる広範囲なものです。
　言葉や人種・宗教の違いなど関係なく　打ち解けあえる姿をみると　驚嘆します。真の意味でのハンデイ（障害）は　何かを考える指標となりませんか。
 東京都の百条委員会が開催されています。　質問する側の難しさが際立つ。　証言からその信憑性をどう判断するか　虚偽が明らかになった時は禁固刑や罰金を課すことができるというが　そこまで事実を解明することはできるでしょうか？　国会での証人喚問も同じ　質問する側の情報の信用度と物証の有無、それがあって初めて核心を衝くことができる。
　喜怒哀楽の感情は、人間誰もが持っている。喜と楽の間に怒と哀を挿む。それそれに関連性があって　常に変化して止まない。不都合を来たした時に平常心という言葉で判ったような気にさせる。便法の一つといって良いんじゃないでしょうか。平常とは　どんな常？　答えられない　確たる根拠はどう？言葉での理解は　無理。
　感情に淀みが生じると　これがまた問題で　その原動力となる活力が衰える。次に　忘却　ここまで来ると　もう堂々巡り　忍耐力がモノを言う。
　稀勢の里と高安　同郷・同部屋の力士、それもなんと我が茨城出身ときた。二人揃て初日からの連勝街道　逆に心配になってくる。何が有ったのか？　技術ではなく　変わったとすれば”気”だろうね。願わくば　このまま全勝で千秋楽同部屋決戦、こうなれば　暗雲に多少の光が差し込むか。
　ところが二人とも茨城弁を使わない？？？　標準語、だから　郷土がどこか　わかんない！！！もってえね～がっぺよな。（広報課）　　
 国連による世界幸福度報告書２０１７によれば　日本は５１位という。１位はノルウエーが奪還し、２位にデンマーク、その後　アイスランド、スイス、フィンランドとお馴染みの国が続く。何を持って順位を決めているかというと、福祉、自由、寛容、正直、健康、所得、統治力のトータルの評価とのことでした。何故　日本が低迷しているかは　自由と寛容さの評価が低く　それが足を引っ張って上位になれないという。北欧が高得点を取るのは判るような気もするが、アジアでタイやシンガポールと比べても日本の評価は随分低い。
　これって　知らない人が多いんじゃないでしょうか？　恐らく　喜べない情報だから　公表することを遠慮それとも圧力？？？　不幸の源として　世界的に問題になっているのは　精神疾患だと言われています。
　ですから　この点から言えば　先進国に仲間入りって事は　如何なもんでしょう。経済の豊かさを盛んにＰＲしますが　　その実感として　どうなのか？　良く考えたほうが良い。
　安全～安心～幸福という議論はされますが　現実を見れば　聊か疑問を感じてしまいます。こころの問題を　あまりにも軽視しすぎてきた結果　これを　元に戻すのは　大変なことです。　
　何故か　？？？　そのお手本になる方が　身近に　いれば良いのですが　どうも　・・・・。

3038：怒り

 ２番目は怒り　これは厄介です。だって　私自身がそうなのです。自分を見ているようで気恥ずかしい　・・・・・・。
　怒りっぽい病気というものがあるらしい。病名を付けると　双極性障害・パーソナリテイ障害・解離性（転換性）障害・・・・と様々、特に躁鬱の特徴では　躁状態の時が易刺激性となり　ちょっとでも反発すると　激高する輩がいるそうだ。　ま～　　そこまでは行っていないと思うのですが　茨城の県民性の三ポイと言われ、怒りっぽい　理屈っぽい　忘れっぽいとなれば　その血筋かと納得するのですが　世の中　そんなお人好しばかりではありません。
　だって　あまりにも刺激が多すぎますよ。日本は　平和で良いよな～　最高だよ～　と言っていたら　逆に　アイツはとうとう　変になったと烙印を押されてしまうだろう。外国人から見れば　日本は不思議な国だという。その真意は判らない　事を荒立てず　関心が有るようで無く生きているのです。
　それより　幸せになる方法ってあるんですかね？　そもそも病気というものは　正式名称で　いくつ位あるんでしょうか？　日本ではレセプトという請求事務をとり　標準病名マスターが決められている。毎年数が増えているが最新の数で25,529になっているそうだ。　一人で　どれ程の病気を持っているか　実態の把握は不可能である。　昔は４百４病とか言った。
　仏教の教えでは　無我、　無常を説くので　その状態が長くは続かず常に変化していると観る。薬漬けになっても　どの薬を止めるのかで悩み　新たな病気を作る。果たして　これが幸福度と　どう結び付くのか？
　世界ランク５１位の幸福度　ここでは　精神疾患が不幸の源と言われている。（前項）　ちょっと考えればお判りになるでしょう。常連のランク上位国、その殆どが人口が少ない。・・・・・・
　日本の人口は一億２千万を超す。国土の広さに対し　この数がどうなのか？　都市への人口集中　を変えようとしても上手く行かない。様々な問題の原因を探れば　その辺に関係しているんだわな！　なんで　土壌汚染が判っていて市場を都心近くに作るんだよ・・・・・　　なにもかも経済ケイザイ・・・と　商売にしてしまうということ　それを否という勇気？が持てない　そこが　不思議な国と言われる所以ではなにか。　
 昨夜は　２つの事業所で　夜　別々の居酒屋で新年会があった。今時　どうして　新年会？　正月早々にインフルエンザが流行し　この時期になっってしまった。　２か所に顔を出したが　少々疲れていたので　早目に帰宅させていただいた。
　１週間後には　全体の歓送迎会が予定されている。　新しく仲間に入る者いれば　退職する者もいて　恒例の行事になっている。スタッフ数が増えたこともあり　参加者は結構な人数になる。
　夜　You tube　で　昼間の証人喚問の中継を見ていたら　そのまま　寝てしまった。　真相解明はできるのか　どうでしょうね。　それぞれに思惑があり　時間差もあるから　判り辛いこと　この上ない。飲めない酒を飲んだから　頭はボ～として　サッパリわからない。
　　同じ番組でロンドンで起こったテロ事件の報道、車を暴走させて　無差別殺人　この現実をどう見れば良いのか　不思議な国という外国人記者の日本への評価は　揶揄嘲弄と取るべきか！
　記憶にない・・・資料は破棄した・・・・　それで確証があるのか・・・・このお互いの議論が噛みあわないのは　双方に問題あり。自らの責任は問わず　相手を追い詰めることに　舞い上がる。　　嘘つけば　後で困るのは　貴方です。これは真理でしょう。　ＳＮＳの類は　データーを完全に抹消するのは難しいかもしれない。　瑕疵責任や忖度（そんたく）と　やたらと出てくる難儀語は　正否は別モノだから　ああいえばこう謂うとこれから先も　永遠に続くだろう。　”控えっ　ヒカエロウ！”水戸黄門の印籠は　今の日本には　通じない？
　　
 『アンガーマネージメント』ということが有るのをご存知でしょうか？怒りをコントロールする方法を学ぶ。ここでは　怒りはマイナス感情だと断定しない。ノーベル物理学賞を受賞したＮ氏が≪研究は怒りが原動力≫と語った。
　怒りは一つの表現、怒りによって物事を動かそうとする力になると。人をダメにする優しさと、善にする厳しさがある。このことが　今ほど曖昧になった時代は無かった。それは大人と子供の関係を見れば判る。お互いに自信が持てない関係にあって　一歩足を踏み出す勇気がない。人間は様々な考えを持っています。多様性を認めない社会は不幸になります。要するに怒りから感謝に向かう思考の分析がアンガーマネージメントの核となる。
　その過程で重要な要因となるのが　お互いが相手を信頼すること、これ無くして　良い結果は望めない。
　【人間は　努力する限り迷うもの】（ゲーテ）　【永遠なるものを求めて　永遠に努力する人を　菩薩という】（好胤）　西洋を問わず　人の道は　通じ合う。
　人間の成長過程で　”　待つ”ことの重要性は大きい。今の教育界は　人より如何に先に行くか　これが目的化していないだろうか？　知識とは別口で　身に付けるものは　己の実体験を基にしたことに価値がある。
　それは　即席で身につくことではない　待つ　姿勢は　お互いが成長するという　信頼関係ではないだろうか。
　＊地域共生社会を掲げることは勝手です。・・・・が　これは　掲げれば　近づくというものではない。。言い放し　やりっぱなし? いつの間にか　トーンダウン！もっと　しっかりして欲しいものである。
　

3039：哀しみ

 喜怒哀楽の３番目が哀（かなしみ）となりますが、この類義には　憐（心が引かれ断ち切れぬこと）・憫（あわれむこと）・悲（心が裂けるように痛むこと）が浮かぶ。哀は胸が詰まってせつなく感じる事。微妙にその意味が違うのは　前後にどんな言葉と結び付くかにもよる。　
　いずれにしたって　できれば　早く　その状況から抜け出たいと誰しもが思うのではないでしょうか。
　仏教で説く　四苦八苦の８番目が”五蘊盛苦（ごおんじょうく）”で人間の肉体と精神が思うがままにならぬことを総括する、苦諦や一切皆苦もまた　どんなに足掻いてみても避けられないことがあるとみる。キツイな～？　
　藤村操が『厳頭之観』で記した≪大いなる悲観は大いなる楽観と一致する≫　は　満１６歳と１０カ月の青年が　萬有これ≪不可解≫と　ミズナラの樹肌を削り書き残したものにあった。
　この世の全てが不可解だと断じた　彼の生きた時代は明治１９年～３６年と今から遡ると約１１０年以上昔である。
　　私は　１９５０年、敗戦の５年後に生まれた。当時　立身出世を夢見て　何の疑問もなく　只管　勉学や　過酷な労働に汗した若者も多く　その後　安保闘争など学生運動に入っていくものと　ノンポリと言われた傍観主義のモノに分かれた。時代が変わっても昔からの教えを信じ頑なに生きる人間　と　　自らの寄港地を探しあぐねて彷徨い続けるものがいる。　主義信条は　書かれたモノではなく　その時代を共に生きた人間から影響を受け学ぶものだと思った。
　そう考えると　今の日本は異例づくめで　何を信じて良いのかが実に判り辛くなっている。
　その特徴としてメデア報道が変に過熱し過ぎる感は否めない。今は主義信条によって分けることはできず　同色系というか亜流と化して　内容に大差無し。他にもっと取り上げるべき事があるだろうとの常識派からの叱責も　果たして　どうでしょう　　いとも簡単に受け流されてしまう。　だからかも知れぬ　興味本位　面白おかしく　明らかに笑う所じゃ～ない処で不謹慎にも笑いをとる。それが　国の最高府たる国会の審議に見えている。
魑魅魍魎の坩堝・・・・云々と言うは易いが　それで良いのですか。　百条委員会やら証人喚問等　そこから　何が明らかになり　その後　どうなったか？　結末が見えないことが多すぎる。この一連の出来事が異例づくめという証はここにみる。　もし　書類を破棄し　検証できないことの弁明が　許されるのであれば　いま国が行おうとしている様々な法改正そのものの根底が揺らぐのではないでしょうか。　永久保存には何があり　そのチェックや公表をどうはかるのか？　
　小難しい議論ではなく　　我々が　望んでいるのは　常識レベルの判り易い話ではないですか？　文民統制とかいうが　信頼性の欠如の上に何を築いても　　音を立て崩れる規範に対して　顔を揃えて手を拱いているだけとなる。その無力さ　と　切なさ・・・・　そんな意味が３番目の哀にはあります。残念という　よりも　危ういと思う。

3040：楽

 あっぱれ！　よく　耐えた！
　郷土の誇り、稀勢の里が連続優勝を果たす。４日前の取り組みで横綱日馬富士の速攻をうけ　一敗をきした。土俵下に落ちた時、利き腕の左肩を痛め、翌日　呆気なく鶴竜にも敗れた。千秋楽は星一つの差　優勝の可能性は限りなく減った。そこに　神風？か　照ノ富士に立て続けに勝利し　奇跡の優勝を果たした。
　相撲ファンだけでなく　日本中の人々が稀勢の里の優勝を喜び　横綱を称えた。怪我をおして場所を勤めた　その責任感の強さ　横綱は優勝決定戦で負けたとしても　決して怪我を言い訳にはしなかったと思う。
　　自らを誇ることをせず自らの至らなさに前向きに立ち向かう謙虚さは実に好感がもてる。　勝負の世界で嘘や八百長は許されぬ。判れば　即　追放される。
　この厳しさが有ればこそ　己の責任を取ることの意味と日頃の精進の重要性を身に付ける。
　一瞬頭に浮かんだこと。　それは　恐らく多くの日本人が　見るのも聴くのも嫌になった　メデアから流れる一連の不可解な事案。この様相は　言い訳と外見繕いの泥仕合、依然として真実は何かが見えてこない。
　いい加減にやめれば良いと言うのではない。幕引き許さず、もっと厳しく　真実を明らかにすべきで政治家の姿勢が問われている。
　組織は　構成する人により　隆盛と衰退が決まる。　組織そのものに問題があれば　いずれ　世の中から消える運命。　
　楽あれば苦あり。　メッキはいずれ剥げ落ちる。その道理が　判り得ない組織は　どこかが狂ってしまったのかもしれません。　忖度（そんたく）・・・これも　判りにくい言葉である。
 一億総活躍という昇り旗、どうでしょうね。次々に何本もあげるから　影薄くなりませんかね。今回の稀勢の里の場所終盤の取り組みは　人としての有り様の　素晴らしい範となった。諦めないで頑張れば　　結果がついてくる。これを実践で証明した。照ノ富士も　あの場でよもや２敗するとは想像していなかったのではないでしょうか？　照ノ富士には日馬富士という兄弟子、稀勢の里には高安という弟弟子、二人が今回は脇役として援護し　優勝決定戦へのお膳立てを作る、その二人も順風ではなく　苦労があった。それを良く知っているから双方に　阿吽の呼吸を感じた。
　ハシゴを外す外されたの関係からは　怨念しか生まれない。相手が苦しんでいる時に手を差し伸べてくれる仲間は　得難い。自分に不利となれば　す～と離れて行く。相手を利用すれば次は自分が利用されるに決まっている。
　世の中は常に変化する、起こってはならぬ事・・・・格安旅行を売りにした業者が経営破綻した。１００億近い負債　既に旅行費を振り込んでしまった人が　何の保証もなく　泣き寝入り？　いざという時に備えて積み立てた業界保険で還元出来る額が１億円ちょっと・・・・・　何故　こんな放漫経営が許されてきたのか。社会的制裁は当然受けねばならぬ。
　でも　ちょっと視点を変えてみて下さい。財政破綻は国レベルでも起こり得る。国債依存の予算には　限度がありましょう。その返す見込みは？
　今般、社福法の改正で　組織のガバナンス強化が第１にあげられた。破綻すれば誰にその責任がかかるのか？　これも　片手落ちの改正ですよ。国が破綻したら本も子もない。
　そうなったら　議員全てにその責任がかかるような制度改革としたら　・・・・・・・。社福法の改正狙いを深読みすれば　そう言いたくなりますよ。
　　もらうもの　貰って　みんな～スーと居なくなる。これを末法の世とした。
　喜怒哀楽とは　外に有るのでなく　己自身の中に有り、不可解で不可思議な厄介もの。　それと　どう向き合うか！　有頂天・・・・は禁物で　色界では色究竟天、無色界では　非想非非想天　と　申します。
　　間に　怒と哀を挿んだのは　この辺を加味して　自制の意味としたんだわな。
　
 年度末　昨日は３つの会議がありました。水戸に出ることがこの時期増える、往復の　高速道路運転　は　途中で休憩しないと事故を起こしかねない。
　急いで帰宅した　また葬儀が出来　その家族と６時に約束してあった。　
　親父が　良く言っていたことを思い出す。≪寺の住職はな～　留守居役だからな・・・≫　この意味が　６７歳になり　やっと分かりかけてきた。　この世に誰しもが役割を持って生れてきたと思う。それを　どうのこうの言うんじゃ～ない。留守居さえできぬ者が大そうな事を言うな！　おかれた場所で自分のできることをやれば良し。そんな事が最近よく思い出す。
　９８歳で亡くなった母親を懐かしく語った喪主のご長男は今年７０歳、子供の頃、父親に厳しく怒られたこと　すると　いつも　母親が自分を守ってくれたと　≪お母さんに趣味は何かありましたか？≫と尋ねたら　花が好きで　庭一杯に花を咲かせていましたね・・・・・・・。
　

3041：平成29年度・・・

 社福法改正が今年度よりスタートする。事前に大騒ぎしていた割に　大きな変化が無いように感じています。それは　現場を預かる我々にとって 毎日繰り返される取り組みは何も変わらず、様々な課題に正面から向きあっていくことしかないからでしょう。　ただ　この先を考えると　決して安穏としてはいられない。目先の改革では　いずれ行き詰まることが　判っているからです。まず　財源の問題です。景気が徐々に回復基調にあると言われますが　発表される数字以外の問題が　実は深刻になっている。29年度の国家予算が採決されたものの　国債頼りの苦しい現実は無視できませんし、働き手が確実に減少する日本において　それへの対策が追い付いていかない。地方創生をうたってはいますが　果たしてどれだけの成功例があるでしょうか？
　『地域共生社会』との新たな福祉ビジョン、これは別に新しいことではなく　当たり前のことです。何かが変だ・・・・。
　ご存知のように世界が目まぐるしく変化しています。情報のスピードと膨大な質と量は　人間の許容能力を遥かに超えたものとなっていないでしょうか！　現代人は不安を感じながら不確実な時代を生きていかなければならない。地球規模で心の病に苦しむ人の増加、・・・・・　【共生】は尚恵学園が創立来、掲げてきた実現目標、どう考えて見ても合点がいかないこと　経済最優先の施策を突っ走る今の日本の在り方、競争に勝ち　規模を拡大することを良しとする思想。これは共生の考え方とは両立しえない関係ではないだろうか！
　極端な優生思想や自分さえ良ければ良しと考える個人主義の考えが蔓延り地域を根こそぎ壊そうとしていませんか。
　これらは　多くの人々が感じている”危うさ”だと私は思うのです。それを　変えるとなると　大変です。
　平成29年度のスタートに当り、自らの立ち位置を見つめ直すことの大切さと　丁寧な説明に心掛け　理解を得る努力を続けることだと確信します。疎抜きが目立ち過ぎです。
　国連による幸福度ランキングが日本は51位だという。斯様な話題は　全く出ず、やれ補助金がどうの　土壌汚染がどうだ。　そして　天下りの実態から　脱法や言い訳　証拠隠滅に至るまで　事態は深刻です。
　あの世界的な大企業のＴが揺れに揺れている。最初は粉飾決算が事の発端であった。社員18万人という大企業の存続がどうなるか判らない。一体どうしたことか？　コンプライアンスとモラルは今に始まったことでなく企業経営の基本、それが　緩んでしまい　　取り返しのつかない状況になって気が付いた、その払うべき代償は　企業存続を断念せざるを得ないまでに発展しようとしている。
　組織の大小に関わらず　社会的に負っている責任は守らなければならない。
　初心を忘れ　誘惑に身を滅ぼす　　先哲の教えに　この戒めは枚挙に遑なく　平和ボケなどと言ってはおれぬ状況に　今の日本が立たされていることは間違いない。平成29年度は　殊の外　厳しい門出である。
　

3042：それなりに

それなりにという言葉には　それ相応という意味があります。①程よく釣りあう事、ふさわしいこと。②（仏）心と心の作用などが和合すること。
　いつの時代にも　同じことを考えた人は多い。今の日本は　それが自由にできる。戦争の語り部が　減るのは仕方が無いとしても　恐ろしいのは　その悲惨な出来事をまるで他人事に考える人々が増えていることだと思います。それなりにという婉曲な言い回しは　時と場合によっては　極端に走ることを防ぐことに役立つと思う。様々な決め事が作られてはいるけれど　何がふさわしいのかさえ判らずに受け入れていないでしょうか。自由と規制が　混じり合い　何が程良いかを判断することができない。
　仏教で　和合は　様々なコトバによって説かれています。　因縁和合や入我我入　それは方法でなく　置かれた状態を示しているもの、人間が考え出した文明の利器は　瞬時に結果が出せる仕組み、その速度は日進月歩　どこまで行くのか判らない。この流れを止める術を放棄してまで　何かに怯え呪われたかの如く開発し続けている。
　心と心の和合は　瞬時に出来上がることではない。立ち止まり　逆戻り　横道に逸れ　自分が苦渋をなめながら掴むこと。このプロセスがスッポリ抜け落ちたのが　現代の特徴だと言えないでしょうか！
　であるからこそ　己の人生を短絡的に考え　授かった生命を粗末に扱うようなことが　後を絶たない。そうとしか　考えられません。
　文明の弊害・・・・　明治に始まった日本の改革　2度の大戦を経験し　そこで得たモノは　一体なんであったか？　高層ビル　深夜煌々と灯される明かり　破棄される膨大な食糧 　自然環境の破壊・・・・・・原発事故。
　逆に失ったモノは？　隣人との助け合う心　家族愛　先人を敬うこころ・・・・・・。
　そして　明らかに次の世代が負担をしなければならぬこと？　　・・・・天文学的な国の借金。　外国人が　この日本の今の姿を”不思議な国”と表現する。それは　決して　喜んで受け入れるものでは無いと私は思う。そこを　どうするか　どうしたいか
　国会で話し合うべきことであるはずが　党利党略　国民不在の議論を相も変わらず続けている。ハッキリ申しましょう。これは　政治の堕落　としか言えません。この悲鳴を無視し　いずこも選挙で票をいかに取るかの関心事集団と化した。現に半数に達しない投票率で満足し　　支持を得たなんて　可笑しくて　この感覚が病的だと何故思わない？
　マスコミとて　同罪です。これぞ　末法の世と言わずして　何というか！
　ノーベル賞のＮ教授の≪怒りが研究の原動力≫という言葉　これは　日本を離れ　日本を外から見つめた人達の共通する思いでしょうね。
　2017年カレンダーを昨日3枚目をはずした。早いもので　4月　桜の開花が待ち遠しい季節となりました。　
 21戸ばかりの地域の班長を1年勤め　無時に次の方に引き継いだ。順番性だから　仕方が無いと思ってはいたが　終わってみて　地域との関わりの大切さを痛感した。改選時に細やかな宴席を設け　普段話す機会が有るようで無いご近所と話ができた。世代交代が進む中で　明らかに子供の数が減った。それは　集団登校する子供の数で直ぐ分る。昭和20年代生まれの我々の時代は　戦後のベビーブームで同学年で2～3人この小さな地域の中にいた。それが　今　小学生全体が2～3人という状況になってしまった。そんな中でも　相変わらずアパートの新築が目立つ。こんなに作って入居する人がいるのだろうか？
　21戸の職業は様々　元銀行員や教師、建設業や農業・・・・それに住職と。
日本には　国県市町村という地方自治体の数が１７９７有るという。更に細分化された　区や班の数はどれくらいになるか判らない。昔からの連絡手段として回覧板というものが　残っている。市報や農協だよりなど個別に配布するのが大変だというので回覧制度を取り入れた。班長は　その起点となり　空箱を回収し　全戸に配り終わったことを確認する。
　これもＩＴに取ってかわる時代がくるのだろうか？　福祉関連の情報は　ネットによって　自分達でダウンロードしなければならなくなった。知らなかったという言い訳は効かない。
　人を介して　情報を得る事が消えれば　共生社会や地域創生の実現は遠のく、最早　後戻りできない状況で　ウワベの議論が多すぎる。これも　利便性を追い求めた結果？
　資本主義の終焉・・・・今　我々は資本主義の終焉を目撃していると・・・・・。確かに政府・日銀がＧＤＰを目標値まで上げるために様々なカンフル剤を投与しているが　その効果は思うようにいかない。国内の預金残高が合計で１８００兆円というが　お金持ちがお金を使わない。その理由はいろいろあるのだろうが　これ以上の経済の成長を望んでいないのか　それとも買いたいものが無いのか　既に飽和の状態が長い期間続いてきた。
　そしてゼロ金利策で　諸に銀行が影響を受けている。借り手がいない。利子が取れない。結局、昔問題があったサラ金と同じ商売に手を染める？挙げ句の果てはＭ＆Ａ　資本拡大をはかり　銀行統合が加速する。
　外国に　まだ発展の余地ありと海外進出が盛んに行なわれるが　そうは問屋が卸さない。その一番の実例が原発事業で大損したＴ、当時　それを奨めた役員の責任を追求しようとしても　今はそのポストにはいません。
　これが　日本が順調（？）にいった戦後の資本主義の末期症状、　本当はどうでしょう？　資本主義に替わる次なる経済システムが見つかるのでしょうか？公益資本主義なることを言い出す者がいるがゴロ合わせみたいで判らない・・・・最大のパートナーの米国大統領が自国保護を最優先に標榜・・・・そしたら　日本が豹変した。Nuclear　アンブレラ　「核の傘」　自国防衛議論がどう纏まるか？
　この国の主体性は　いったいどこに見い出せば良いのでしょう？　それなりに　議論はしていると言うが　サッパリ見えてこない。
　
 昨日の天気は午後の雷雨と雨、それも夜の九時過ぎには止み　星が輝いた。気温が急に下がり　体調を崩す人も多いのでは・・・・・・・。風雲急を告げる。まさに何かが起こるような気配。やはり　そうだった。今度はロシアの地下鉄で爆弾爆発　多数の犠牲者が出る。どうして　繰り返されるのだろう？報復はやられればやり返すので　終りが無い。いつだって無防備の一般市民が犠牲になる。
　二大強国の冷戦時代が終り　世界の構図が判り辛くなった。テロや紛争は国対国というものではなく　いつどこででも起こる。

新年度がスタート　昨夜は雨の中、土浦市内を会場に法人の歓迎会が行われた。80名近くのスタッフが参加、7時から始まった宴は徐々に盛り上がり、終わった時刻は9時30分近くになっていた。
　事業所が違うと　普段の交流が無いから　お互い何も分からない。新採職員6名は　恐らく　緊張して　参加したに違いない。先輩に30年、40年続けて働いてくれている人も交じり　徐々に打ち解けて　時間が経つのが実に早く感じた。
　
　興奮冷め遣らぬ中　帰宅してＴＶをかけた。ＮＨＫで豆腐作りのプロの番組に釘付けとなる。倉庫に大切に保管されている秘密のもの、なんとそれは110種類以上の大豆、職人はそのまま齧って味や香りをみる。なんでも世界には数万種の大豆があるという。職人根性というものは　こんな人を言うのだろうか？毎朝4時に仕事場に出て　豆腐作りを開始、毎日６００丁の豆腐を自ら配達して　売りさばく・・・・・・。百数十年続くこの店を一人で守る。
　ここまでくると　職人の話す言葉一つ一つに哲学を感じる。
　何事にも言える、続けることの大変さは　それを苦と感じない　”気”　によって支えられている。　ＮＨＫにも　良い番組があるんだわな。（自分はＢＢＣと比べ　最近の政治的偏向性に疑問を感じていたところでした・・・・・）
　　

3043：伝えたいこと

 伝えたいことがあって　誰にそれを伝えるるかが　無かったら・・・・？　人は一人では生きられないと言うけれど　・・・・　寂静＝ひっそりと静かなこと。（仏）煩悩を離れ、こころの平静なこと。寂しさ≠静けさ。煩悩≠涅槃。
　今の自分の置かれた世界を　どう思うか？　人により異なり　自分自身でも　時と場合によって変化し一定でない。己の心の動きを冷静に見つめることは　難しい。　それを仏教では煩悩で解説する。八万四千の煩悩と数限りなく、それを前にして立ち尽くす。
かと思いきや！　煩悩即菩提・・・・相反する煩悩と菩提（悟り）が　究極では一つと説いた。　それは２元対立の考えを超越することによってなされると。　
　ニワトリが先か卵が先か？　ここに来て　さすがにメデアも疲れたのだろうか？　例の大阪での問題を取り上げる回数が減った。一方では真実を暴こうとし　片方はそれを必死に隠そうとする。それを面白オカシク、まだ何も解決をみないのに　視聴率を見比べるから　自然に報道の枠は減少した。　一連の騒動で　何を伝えたかったのだろう？
　ある者が　それをみてこう考えた。際限無しの曖昧さ　これを誰とは言わないけれど　公衆の前に知らしめたことで一件落着と。また　ある者は　法事国家とは　タテマエで　そこに潜む　曖昧さを　所詮　人が人を裁くことの限界だと・・・・・・・。ただ　これだけは言えましょう。貴方自身が失ったものは　実に大きかったと。　正義か欺瞞か　判らない。　これで幕引きとは　・・・・・・。　煩悩の中で特に厄介なのは　”慢心”、その源は　己自身にあるから　どのような言い訳も　無力と成りますね。
　驕り高ぶる心を利用するだけ利用して欲望のもつ「羨望」「嫉妬」「貪欲」を白日の下にさらす。そして　当人同士以外の見物衆にまで　怒りの感情をばら撒いて　なんとも　後味の良くない幕引きをはかる。≪怒りが研究の原動力≫と語ったノーベル賞のＮ教授は名言で　”驕り”と”怒り”は似ているようで　そうでない。
　貴方自身が大切な人に　”驕り”と”怒り”のどちらを言残したいですか？　と問われたら　間違いなく　驕りを伝える人はいないでしょう。
　何故か？　そりゃ～決まり切ったこと、慢心には　外見を繕うのに大変だもの　そう思わんかね～。己の実績を　そんなに言わんでも良い　判る人は判るでしょうし　そうでない人は判らない。
　この際だから、 少々　面倒な表現を許していただこう。
　≪羨望は　自分以外の人が何か望ましいものをわがものとしていて、それを楽しんでいることへの怒りの感情であり・・・・羨望による衝動は、それを奪い取るか、損なってしまうことにある≫そして貪欲とは≪その人が必要とする以上のものを望む、激しいあくことを知らぬ渇望である。≫（メラニー・クライン）「欲望の資本主義」
　やめられない。止まらない。欲望が欲望を生む世界。　これは　他所の国の話ではない。当にいま我々が住む日本中に蔓延してしまった実態ではないか。
　それぞれの経済システムには　善と悪の両面が存在する。その端的な例が　利害損得に起因した排他性と攻撃性（殺戮）　これら非人道的な行為は　恐らく　欲望が絡んだ姿だとわかりましょう。
　今の日本の危うさは　”経済の豊かさ”という幻影を際限なく追い求める国柄と見てしまう。衣食住に対する限度を超えた欲望は、身体に必要以上の脂肪・一度も袖を通さない買い置きの服・受給バランスなど度外視したアパート数・・・　ま～　これも　お得意の自己責任で済めば良いのだが　このシステムには　境界がない。福祉や医療、それに教育にまで同じルールが浸透し　最早　何でもアリ　引き返せない状況に至った。
　２０年先　果たして　介護施設をどれだけのお年寄りが利用するか？　平均寿命が１２０歳になればの話　それを信じる者はいないだろう。そして　高騰する建築費　低利な借金で当面埋め合わせはできるだろうが　この先１０年　同じ状況にある保証は何もない。
　それよりも　何よりも最大の問題は　働き手の絶対数の不足、これは　どんなに外国からの労働者を集めても　おそらく　日本は西欧の如く多民族国家には成れない。となれば　自ずと　どうすれば良いかは自明の理ですよ。
　　しかし、日本には　それに警鐘をならし　いい加減にしろ！と説く　専門家はいない。火に油を注ぐようなセミナーに高額な研修費を払って　参加する。
　大いなるモノが　天上から見つめていたら　どうみるか？　
　ポスト資本主義を探るのに　どこにヒントがあるだろう？　誰もが信じて止まなかった　主流派の経済理論、それだけが正しいと考えるには無理がある。　マイナス金利や先進国の長期停滞・・・・。
　完全失業率が改善しても消費が増えない・・・・・これら　今まで経験したことの無い現象が次々に起こっている。
　当面する　最大の危機は　東アジアにおける政治的不安　ミサイルが発射された後に閣僚が集められ、その対策を練っても　間に合うのですか？食料自給率が先進国で一番低い日本が　どういう訳か　機械を売って食料を輸入するという旧来の方法から脱皮できない。補給路を断たれ　戦争に敗れた経験は　残念だが　今の日本では活かされていない。
　
 昼食後　Ｄちゃんがいない！　昼休みが終わって　作業に移る時間にＤさんがいないのに気が付いた。私は　その時　玄関先を珍しく　ホースで掃除中　彼が通った様子もなく　職員が捜し回っているのに　どうしたものかと考えていた処　程無く　ニコニコしてスタッフと一緒に出てきたＤさん　　　別ルートで作業所に一人で行っていた。彼は　現在ＧＨで体験実習中　優等生だもの　無断でどこかに行ってしまうはずがない。しかし、中々見つからないと不安になるものだ。
　午前中はＹさんが通院、その報告を看護師から受け・・・　ヤレヤレと思ったが　最善を尽くすことしかない。夕方　浄化槽の電源が判らないと携帯で呼び出された。地中埋設で　その大元が判らない。
　ついでに　報告を受けたのは　２年前に新築した建物の業者が　建物設備全体を定期の保守点検　ここまでやってくれる業者は残念だが今までに無かった。さすがだと　感心。
　　１日が斯様に目まぐるしくまわる。これを　もう何十年と続けて来たかと思うと　涙が出るわな～。
　本当に伝えたいことは　これにつきるのだ。エッヘン　プイプイ。

3044：価値観の反転

≪この星は欲望でつながっている・・・・≫（東洋経済新報社：欲望の資本主義）と地球を語った　　私にはある種のショックでした。
瞬時に浮かんだことは いい加減さを問い直す重要性・・・・日本人は　いい加減という言葉を良くは受け取らない。それが突然　心身に不具合を感じて　はたと思うのは・・・・・ひょっとしたら自分が何かを間違っていたのではなかろうかという疑問。実は　現代人の持つ生き辛さの多くが　従来からの価値体系への不適応（拒否反応）という見方がある。何処もかしこも競争社会で成長至上主義　人間関係がうまくできず　自分の居場所が見つけられなくなり　閉じこもってしまう。　そんな時の≪貴方はあなた自身の有りの儘で良いんだからね≫と言われて　どんなに救われたかと語る人に時々出くわす。医療機関に相談に行って悩みを聞いてくれるより　診断名が先に付けられる　　どうなんでしょうね？　　
　　ここにきて日本人の働き方（労働システム全体）を見直そうという動きが活発になっている。時間外労働月１００時間以内、男性の育児休暇制度など、・・・・・。日本の働く実態は　先進国でも突出して問題が大きいらしい。また　３Ｋとか言って職業に優劣をつけ　差別視しても何とも感じない人達。それに反対しようとするウネリも起きない。
　常識を反転した発想が上手く行っている例に関心が向く。障害福祉という狭い領域でさえ　戦後７０年の間に　様々な変化があった。糸賀先生が伝えたかったことは　当にそこでなかったのか！
　　日本人は　ある流れができると　一斉に同じ方向に向かって進んでいく傾向がある。人はそれぞれなのに　多様性の価値は後回しにされ一緒くたにすれば良しとした。
　多くの人びとが昔と比べ豊かになったと感じていながらも　満足できず我が儘を更に求め続けられる社会こそが自由と考えるグループと　昔から日本人にある足るを知るという考えを大切にしたいグループに２分されるのではないでしょうか。それに　どう折り合いつをけるか？
　福祉や医療、そして教育までもが　経済モデルと同じ発想で決められようとする日本は　　現実の社会で起こっている格差拡大の問題や心の病に苦しむ人々に上手く対処できる術を知らない。
　　経済の豊かさと言っても貧困の中での豊かさと暖衣飽食の中での豊かさは違う。それも一緒くたにした豊さの飽くなき追求は危うい。（成長資本主義の虜）　
　　
私は 法事の席で　１０分以内で拙い話をさせて頂きます。最近の中身は”願い事”　故人の願いと遺された私達の”願い事”　そこに喜びと感謝を加えてみませんか　お互いの願い事で　一つでも良いです。適えることができることで相手への恩に報いましょう・・・・・・・それが相手にとっては心穏やかになると思いますね・・・・・。
　私はこのギブ＆テイクの関係の大切さに気付かせて頂くことが供養の原点だと教えられました。お婆ちゃんはどんな時に笑顔になりましたか？その時に貴方がどんな事をしてたでしょうね。思い出してみましょうよ。相手が喜ぶことが供養、身近なこと　どんな小さな事でも良いじゃないですか・・・・・　その事を思いだし　実践して下さい。　こんな話をさせて頂くと　皆さんの目があうのに気付いたのです。
　難しい話より　本当は普段の生活の中にある大切なことを　思い出す。　そんな機会が　私達の周辺から消えてしまったように思うのです。それは　成長しなければ先が無いと考えるように皆がなってしまったことが大きな原因ではないでしょうか？　成長の全てを否定するわけではありませんが　成長の目安となる数値の信用度はどうなんですか？　　目標値に達するために　偽装までして　実状を直視しなくなる。　笑顔・優しさ・喜び・思いやり等・・・・を数字で表すことができるのでしょうか？　それができれば　なにも会社の為に粉飾決算までしなくても済むのではないでしょうか？　　　
 利害、得失・・・・成功と失敗、この対比を常に頭にいれて行動するとなれば　人間はどうなりましょうか？　利を得たものが成功でしょうか？　そうとも言えないですよ。　勝ち負けには　必ず負けるものがいる。どちらも勝者ということは有りえない。勝負がつかなければ決するまで闘い続けようとします。・・・・・が　勝った者もいずれ自分が敗者になる運命でしょう。ですから　気持ちがいつになっても安心せず　神経過敏になってしまう。
　相手に勝を譲るとなれば　お前は失格だと烙印を押される。この企業戦士（？）の生き方は　正しいでしょうか？
　私は１年で少なくとも３４０日は　尚恵学園に出ています。　普通ではない？　そうとは思いません。　メンバー達と顔を合わせないと　逆に不安になるのです。どうしてかな～と考えました。
　それは　彼らが利害・損得に一番疎い（？）人達だからでしょうか　安心するんです。　うまく　言葉になりませんが　メンバーの誰もが家族の方をおもう気持ちを凄いですね。　粋がった処もなく　淡々と　どうしてあんな風にいられるのか不思議でなりません。
　私なんか恥ずかしいのですが　何を　そんな事で悩んでいるんか！と叱られるかと思いきや　なんとも優しい笑顔が返ってくるんです。　もう堪りませんよ。癒されます。
　　残念ですが　世の中は　徒ならぬ気配が漂い始めています。身の危険を感じ　相手を先にうちのめすことを考える。これは　実に危険な兆候です。
　日本人の持つ　勤勉さや真面目さが　果たして　それに　どう対応できますか？　日本の役割で何ができるか？　
　向こう三軒両隣となれれば　良いのですが　明らかに　違う方向に向かっているように感じます。
　

3045：平和

国際経済における平和論は　資源や食糧の奪い合いが原因で戦争になった過去の経験から生れてきたもの。それには　世界の資源を共同で管理し　食料などの自由な交易を保証することで平和をめざすというものです。
　いつの時代にも　地球上のどこかで　紛争が起こり　流血の惨事が続けられてきました。中東は石油という資源があるために世界中から狙われることになった。そして、東アジアにおいても　理由は別として 戦争へのリスクが急速に高まっています。
　今　我々が何ができるでしょう？　右往左往し　黙って事の成り行きを見つめ立ち尽くすしか手が無いのでしょうか？　平和への希望を決して諦めないで欲しい。一部の人達の判断で　大衆には　真相が知らされず　戦争に突入していった過去の苦い経験、今の日本も　誰を信じて良いかが判らない状況にあると思います。本来国会の中で議論すべき事が　全く次元の異なる内容の討議を　相も変わらず続けています。
　大国と小国が平和に共存できる時代がいつになったらできるのでしょうか。　今まで日本人は　テロや紛争を遠く離れた処での問題だと捉え深刻に思わなかった。それが　朝鮮半島という直ぐ隣国がその震源と成りかねない状況になってしまった。　　
　ここにきて思う事は　日本の立場が　ハッキリしていないのは　何故なのかという事です。戦争を二度としてはならぬと世界に向けて不戦の誓いを立てた。それが　どこまで確信があるのか？戦後、子供たちに　戦争の悲惨さと愚かさを教育の中でシッカリと教えてきただろうか？　過去の戦争の過ちを丁寧に誠意をもって詫びてきただろうか？　
　もし　先の戦争責任が未だ未解決とするならば　それは相互信頼ができていないからです。外国に向け日本の役割を果たすと言うのは簡単です。それじゃ　何をどうするのですか？　果たして、国内外にその共通認識がはかられているのでしょうか？
　　☆　福島の磐梯山の頂上近くに弘法清水小屋というものがあります。小屋の近くに　湧水があって　今も登山者の喉を潤す恰好の水場となっています。これは　全国津々浦々にある弘法大師が錫杖で地面を突いた場所から湧水が出たという言い伝え。
　空海は　平安時代に全国行脚の旅をし、行く先々で今も伝えられる奇跡の数々を残した、　これって　なんなんですかね？先哲の尊敬は　自らを目立たされるパフォーマンスでなく　自らの足で。。。。
　そう思うと　同じ日本とは思えないのです。
　
 現代は”需要不足”と”供給過剰”の両方に問題を抱えていると言われます。さらに　経済成長を借金が支えているとも・・・・・・（トーマス・セドラチェック）
　世界を見回せば　中東～東アジアを蓋う暗雲、それを払い除けるのは大変です。言う迄もなく　全ての形体が昔とは大きく変わった。見えない敵との戦い、仮想現実や情報の氾濫、限度超えの格差社会、ルールが有って無きに等しい決め事・・・・・。このような中で”平和”を守ることは　できるのでしょうか？　テロの形も昔とは大きく変わりました。どこで起こるか予測がつかない。国民の生命を守るというのが　政治の最大の責務でしょう。”平和”は誰しもが永久に望み続ける願い。
　力を持ったほんの一握りの人達で国の将来を決めてしまう時代、力には力、という力学が依然にも増して巧妙で判り辛くなりました。日本は民主主義国家、数の論理、多数決主義当然と考えている・・・・・・。
静岡県でこんなニュースがありましたね。今度の知事選で５０％に達しない投票率で自分が当選しても就任を辞退すると宣言したという。民主主義で投票は権利であり義務である、　何故か長期に渡って、全国的に投票率が低迷している。半数に達しない投票率では　総意とは言えないとの判断だと思った。今　日本の政治は　ほぼ独裁の政治の感がする。それでいて国の意志が地方に上手く流れない、パイプの詰まり　or　捻じれ？　それも問題だが　ハッキリ言って”自惚れ”が強すぎると思うな！これ最大の危うさですよ。　外国との交渉に於いてハッキリ日本の意志を伝えているのでしょうか？　国民にはその中身を知る術がない。
　それと　党内からの箴言があって当然なのに全く出ない。　国会審議中の議員の態度は　今もって改善をみない。揶揄中傷　笑い声・・・　外国から一番　狙われ易いのは　その辺の緊張の緩みからではないでしょうか！
　明日にでも　起こるかも知れない　様々な事態に対し　政府は　それへの対応を国民に示す責任を果たしていませんね。実は　これだって政治家全員の責任です。日本には一体どれ位の議員がいるのか知らないが、その経費たるや天文学的な数字になっているでしょう、　それをマスコミは追求しない。
　ツイツイこんな事ばっかりが頭に浮かんでくるから　胃も痛くなるはずだ。鼻からの内視鏡をやってきた　体に負担がかからないのには　驚いた。検査中　私はずっと般若心経を唱えていました。ホラを吹く割には　小心者なんでしょうね　、私はその事を決して否定はしません。
　
 ならば　何がいまできるのか？　もっと　国民の一人ひとりが政治に関心を持つべきだと思っています。身近な政治家　国のトップ　彼らの普段の言動や振舞　このチェックを選挙民がせずして誰がする。民主主義を勘違うより、無関心層が増えたことの方が危うい。自分さえ良ければそれで良し。この個人主義も同じです。それら全てを木端微塵に破壊しかねない事態が起これば　後の祭になってしまいましょう。
　私は　６６年生きてきました。生かされてきたと　心から思っています。僧侶という職もあるかもしれません。寺の机に何冊も重ねられた”過去帳”には、昭和２０年前後に記帳された数の多さは特別、やっと戦地から遺骨が届き　遺族が寺で供養をした。それは決して遠い昔の話ではありません。私の前の３４代住職の時代です。
　日本が核家族化した。住宅建設が進みＧＤＰを上げるのに貢献したかも知れない。便利さを得た代わりに　何かオカシナ事が増えた。それは何か？　『近代』や『経済』という言葉が巷に溢れ、その辻褄合わせの実態を受益者たる我々が吟味することもなく、享受し受け流してきた。最早　引き返し元に戻ることは不可能、止められない。
　利便性を求めてきた割に　不便さやより忙しくなったことに気づき始めてきた。この逆説的な状況は凄い速さで世界中に広がっている。そのキイワードは「羨望」や「誘惑」、突き詰めると　その二つの言葉には「良いもの程　壊そうとする」という共通点があるという。（参照：メラニー・クライン）
　

3046：沈着冷静

 
山桜の花笠の下 

・・・・六地蔵　赤帽被って　すまし顔・・・

百花繚乱　日中気温が２０度　いよいよ春の到来か　周期的なお湿りもあり　草木は急に元気になっている。梅・コブシの花が先頭を切り、桃～桜が続く、地に目をやると　水仙やシバザクラ・ヒイラギナンテン・ゆきやなぎ、これら全ての花は観音寺境内で今咲き始めています。
　春の訪れは　桜前線の北上によって　 日本人の誰もが感じることができます。周りの水田では　田お越しが始まっています。その脇でレンコンの種植え作業、それは　家族総出とはいかない。年老いた老夫婦により　先祖からの土地を荒らさず　守りぬくという　昔と比べ　大分様変わりはしているが　その光景は同じです。　近くを尚恵学園のメンバー達が小グループに分かれウｵーキング。『こんにちわ～！』「ハーイ』・・・・・・この何気ない遣り取りは　もう何十年も続けてる。
　この風景をどう見るか！　
　厚労省は『地域共生社会・・・・我が事、丸ごと』のキャッチ・フレーズで地域づくりに資する事業を推進、今までは別々に行っていた事業を連携し一体的に行う事を是とした。さ～　どうなりましょうか。サービスを受けるには有料か無料か・・・この関心は　事業者にも受益者にもあります。そのミスマッチが起こらねば　良いのだが。そんな心配が出てきてしまう。どうしてかな～？
　共生という言葉に　金銭が絡む。そうなると　必ず　双方に義務と権利の問題が生れます。それを避けようとすればするほど　判り難く、使い勝手が悪くなる。ここでも　また　ニワトリが先か卵が先かの議論が起こる。
　何だか変だよね！それは　優しさとか思い遣りは数値化できないということを忘れている。計画する人たちの頭が　数値化＝報酬単価から離れられないからでしょうね。癒しや幸せも同じです。　実は　これらを軽視したツケが今ここにきて出てきたのですよ。
　数字は　数字以上でも以下でもありません。ですから　これを遣ればやるほど　皆が皆　数独をやっているようになります。だから　決まって　あれっ　何のためにやっているの？との疑問に途中でぶち当たる。
　ここは　沈着冷静　　昔から続く　自然の動きから　学ばねば　人為的につくるもので　完璧は有りえません。　人と人の信頼づくりも同じですよ。
　
 ☆
　喜んだり　怒ったり　哀しんだり　楽しんだり　　いいんだよ　　　　
　　　　風が吹き　折角　満開に咲く　桜の　散り始め　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・。
　春の陽気に　皆が　どこかウキウキしているように感じました。最近　名前が良く思い出せない。　毎月　ぶらりと事務所にやってきて　お喋りを楽しんでいく方がいます。彼は　街で独りでアパート暮らしをして自立しています。
　趣味はお喋りと絵を描く事、細いペンで描く絵に共通しているのは　細く長い脚、それと　顔の表情。お茶をのみ　出来事を一通り話していくと　満足して　自転車で帰っていった。
　
　普段　なかなか外に出られない方達が　スタッフと一緒に散歩、一対一の方が増えた。今は殆ど目が見えないＹさんもしっかりスタッフの手を握って　歩いてる。Ｙさんは　痛みがやわらいでいるのか　一人ごとを言いながら２人でベンチに座り日向ぼっこ。
　不思議と　こんな日には　大声出し　騒ぎ出す方はいない。笑顔　いっぱいの　こんな日が　私は　好きだ！　　
　　　　
 　今日で４日連続の草刈、おかげ様で腱鞘炎！好天に恵まれたのが一番、朝、疲れて部屋で横になっていると　二人の常連さんが時間差でやってきた。眠っている振りをすると　脇に立って　覗き込み　一人は中古車の新聞広告を置いていく。鼻歌混じりでいつに無く機嫌良かった　もう一方は　フン　と言って　私の頭を叩いて出て行った。
　　これが一日の始まり　土曜日である。
　一夜あけ　日曜日。昨日　境内を使い　地域のボーイスカウトのキャンプが予定されていたが、丁度　その時間に　土浦は雷雨で雨が降った為、公民館に場所を変えるとＳＭＳに入っていた。
　斯様に　日々の生活が流れて行く。　社会貢献～とか言ったかな？　何を今更　正直　そんな思いを強くする。　だってそうだろう　本来の姿を何と心得る。　これだもの日本の今の制度は　相当オカシナものになっている。
　タイから日本に来ていた子供さんが殺害された。　　その犯人が　その小学校のＰＴＡ会長だった。毎日　登下校の安全パトロールをしていたという、もう何を信じて良いのか判らない・・・！　
　沈着冷静　ガタガタ音をたて　規律が壊れていく。そう　思いませんか。　
　

3047：共生と信頼

生活のスタイルが随分変わった。その是非を実証できる前に　変わってしまうのでは　如何なものでしょう？　突き詰めていくと　目先の変化（株価＆為替相場）により　成り立つ経済の仕組みに今日の最大の不確実性を見てしまう。進歩と見なす評価も　限度を弁えないと取り返しのつかないものとなってしまう。　既に　この感覚は日常生活の中にも深く浸透し　善悪・美醜・優劣の判断や基準が曖昧になっている。極論すれば”格無き何でもあり”の状態ではないか。
　それを個の尊厳や自由と見なすとしたら　どうかと思う。それじゃ～規範とかルールは必要が無いのかい？ニーズの多様性とかグローバル化なる言葉も　怪しい。
　今世紀最大のテーマ”共生と信頼”・・・・生活を共に行う条件は　お互いの信頼が第１であろう。　どうすればその信頼関係が築けるの？というと　その答えはマチマチ　否　浮かばないのかもしれない。勝手にしたら面倒なことは避けたいね！となれば　根本から崩れる。結婚を考えない人が実に多いという。これだって便利な世の中と無関係ではないかもしれません。
　ベンチャー企業とかビジネスチャンスなどの言葉が巷に溢れている。その中身ではなく　言葉（ノウハウ）を商品化したマーケットは　可笑しくないですか？　サービス業がある一定レベルを超えてしまうと人の能力は退化する。競争を勝ち抜くための他社との差別化　利便性への飽くなき挑戦・・・・・。やっと　そこへの自己規制が出始めている。通販大手の即日配送は　客が自宅にいても買い物ができるサービス、その便利さのために一気に拡大したが　ここにきて配送業者が音を上げる。これも　ＩＴ化を駆使した商売で　２０年前には無かった。これよりも　もっと恐ろしい事が現実化しようとしていますね。それは　ＡＩ化　所謂　人工知能ですよ。
　我々　人間の為に考えられた技術革新が　気が付けば人間を不要（排斥）とする社会の実現に向かってまっしぐら。。。。　この是非の判断が　一番難しいのだが　それを　どこで　誰が　行うのかが判らない。　
逆に　進歩や新商品の受け入れを拒む価値観も出る始末、　　これは　仏教での円、丸の思想に通じます。輪廻し元にもどるという。縁起説・・・一切の事物には実体が無く原因と条件により成立している。　
 山本七平氏が語る　日本人の和のこころが今はどうなっているでしょうか？儒教・仏教・キリスト教・イスラム教・ヒンヅー教等の世界の宗教からみて和を尊ぶ日本教と言った。私達は世界の各地で起こるテロに慣れてしまい　無関心になっていないだろうか？　身近に起こった事件と　遠い国での事が　頭の中で混ぜこぜとなり　自分の無力感を苛み諦めに近い状況になっている。
　昨今の社会問題の多くが　急速に進んだ都市化と人口集中にあるとの見方があります。それならば　何かの規制策をとることができないのでしょうか？地方創生とは言っても　本気度をあまり感じない。地方の過疎化を指を銜え見ているのでは・・・・・。従来からの規制緩和策で何が良くて何が悪かったのか・・・それへの正式な報告は成されていない。人口の流動が激しく　国の形が根本から変わってしまうような事態に至っても　まだ　具体的な動きが見えない。
　東日本震災や熊本地震、現在も尚　避難生活をされている多くの人達、その人達の気持ちを逆撫でするような大臣の発言、いったいこの国は　国策として原発を奨めてきた責任をどう考えているのだろうか？
　これで”共生社会”などのアドバルーンを至る所に上げて　恥ずかしい。　身内に甘くなると組織は乱れる、これ常識。　選挙が近づけば　アチラこちらで急に人集めが始まる。今まで　顔をみたことも無い人が　頭を下げてやってくる。共生の条件の信頼には　程遠い。
　参照：『羨望と感謝』メラニー・クライン。　羨望に比べ　感謝の思いが極端に減った世界・・・・　　　
・・・・・長生きを　喜べぬ社会は　　生き地獄・・・・・ナマグサ坊主　拙作
 つくば市での　３人だけの小宴会、話が散らない丁度良い数、７０歳を境にした初老の話題は　所詮　愚痴の言い合いになるものと　覚悟していたが　豈図らんや　そうではなく夢を感じた。３時間ほど　好き勝手に話をして代行で帰宅した。私以外のお二人は　それぞれの道を成し得た方だから　後は悠々自適の時間を過ごすのかと思ったが　そうでもなさそうで、　私の悪い癖で　何か手伝ってもらいたい気持ちになったけれど　口に出さずに別れた。
　逆に　私は宿題を頂戴してしまったように思っている。　
　ある方よりの手紙が届いていた。それは　今年９１歳になる親戚の方から　１１歳のころ　縁あって神立で過ごされた方で　自分が通った上大津西小学校と土浦中学を見てみたいので　都合を合わせて伺いたいとの内容だった。
　なんと　８０年前になることを　懐かしく大切にされているのには正直驚いた。
　人生には　何度も転機が訪れる。その分かれ道をどちらに進んだかで　その後の人生が大きく変わるものだと　３人で話した後だっただけに　・・・・・妙な感じになりました。
　良きこともそうでないことも　いつの世にもあったこと　それを　敢えて嘆く事もあるまいし　自分に正直に　あるがままに生きられたら　これ以上の幸せはないかもしれません。共生と信頼

3048：謝罪のパターン化

 往生際が悪いというのか　記者会見で謝罪を述べる際に　深々と頭を下げてはいるが明らかに心からの謝罪でない事がわかる。不謹慎であるが　坊さんという職業柄、最後の別れでドアが閉まるときに頭を下げる斎場の係員の方をどうしても思い出す。聞いた話だが斎場職員の新人研修で　低頭する際に数を幾つ数えなさいというマニュアルがあるとか・・・・・謝罪がセレモニー化していません？
　ＴＶの前に晒す庶民を見下すような　思い上がった態度は　如何なものでしょう。こんなタイプの人は恐らく　周りから嫌われますし　公人としては失格。それを屁でも無いと思うとしたら　もう　如何し様も無い。謝罪や言い訳を考えるより　自らどう責任をとって報いるか？が肝心なのです。　そういった人に限って　人任せ　and　モニャモニャ型で籠城する。
　これは　その地位に自らが溺れているということ。その自覚力は　誰の責任でもなく　自らに跳ね返ってきた時は　覚悟し　潔く　その職を辞するべき。武士は食わねど高楊枝、ま～清貧というのか　どうか　知りませんが謝罪がパターン化しているのは　問題でしょう。
　昨日は　いろんなことがありました。緊急入院した方がおり、その調整を頼んだ。　病院に２４時間職員をつけるのに　どうするか？もう何百回同じことをやってきたか判りません。　ばい菌が足から入ったらしく　足が腫れあがり高熱　即　入院。。。。。ありがたいと思うのは　いつも　職員が進んで協力してくれること、家族に看護を頼めないケースが多く、だからといって家政婦さんにお願いできない場合が増えている。
　先ず、受け入れてくれた病院があることに感謝、私がＰＭ７時過ぎ　病室に様子を伺うと２人部屋でカーテンで仕切られた部屋に大人しく横になって耐えているＮさん、傍にスタッフが付き腫れあがった足を冷やしていた。
　現場を預かるとは　謝罪や言い訳の前に　やるべき事がある。これが常識なのです。今回も謝罪すれば良いじゃないかと言わんばかりのトップの態度に　大いなる”危うさ”を感じてしまいます。
 報告）　入院中のＮさんの熱が下がったという。恐らく点滴の抗生剤が効いたのだろう。安心は禁物、本人の体調は勿論だが　病室で大人しくしていられるかどうかが問題、
　一瞬　浮かんだこと。昭和４０年代　私が職員になった当時　この地域には入院できる病院がなく　土浦市内までいかなければならなかった。熱が出れば　真鍋まで氷を買いにいった。それも自転車で　麻袋に包み米殻の中に入れて溶けるのを遅らせた。氷が　唯一の熱への処方箋　そんな時　どうしてたかな～？　記憶を辿ろうとしても　思い出せない。今　家庭の冷蔵庫で氷が作れる。　　発熱すれば氷など使わずに　もっと便利なものがありますから　氷枕の栓が外される心配はない。
　万が一なければ　２４時間営業しているコンビニが車で数分の場所に１０軒ぐらいあります。なんとも　便利になったものである。
　これを　当たり前と思ってしまうことの良し悪し。≪脱デフレはイリュージョン（幻影）だった≫と日本最大の流通大手の社長が語ったとか。郊外型の大型ショッピングを全国展開し、その集客力と出店の専門性は旧来の小売り店を開店休業シャッター通りとした。一人勝ち？　社長の弁から、そうでは無かったということなのでしょう！
　経営トップには　時流を読み何に投資するか、そこから生じる負債を何年かけて返済するか　多角経営やグループ化、フランチャイズ制、海外進出・・・・と事業拡大への筋書きと戦略は　一瞬たりとも立ち止まることを許さない。収益が上がっていても　目標に遠ければ計画の見直しは必至。トップとしての責任は常に付きまとう。
　脱デフレを掲げ経済対策３本の矢、マイナス金利策まで導入し、できることは何でもする。完全雇用率が上がった数字が示された。その実態は　現行の給与水準で雇用され非自発的失業者数？失業３％は完全雇用という見方もあるそうだ。とすれば　どうなのか？　米国の脱会によりＴＰＰ議論の頓挫？　キナ臭い外的圧力への備え？
　　次々に出てくるこれらの難題に　即効薬はありますか？　それよりも　異次元の足の引っ張り合いが依然として止まない。　　どうですか　ここは　思い切って立ち止まることを考えては・・・・・・。無謀？
　
 今の政治には　弱き人達に高飛車に出る者が目立つ。己の思うようにいかないと切れるタイプ。選挙時の公約、声高に訴えた熱気　いざ当選すれば　一気に消えていく。お代官様にでも成った気分で　　弱き者を頭ごなしに威圧するんじゃなくて、権力者に正々堂々と直言するべきことが貴方の役目と思うべき。それが　自分が重用されたいからか　ゴマすり人間に成り下がる。これは　政治家としての末期症状。気を付けたほうが良い。今　世界の動きは　一瞬たりとも目が離せまい。英国が先陣を切ってＥＵ離脱、フランスの大統領選の雲行きも然り、お隣　韓国もそうだ。　一方　日本の状況は　相も変わらず離党、復党に何故か甘い。これも本人意志の自由という。　何なんでしょうか？　ハッキリ言って　２世３世議員の増えすぎたことが大きいと私は思う。親父から地盤を引き継ぎ　鳴り物入りで政界に入った。自分はエリートだと勘違い。全てとは言わないが　彼らに確たる信念と覚悟を感じない。
　明らかに　この弱さ・未熟さを世界からつかれれば　堪ったもんじゃない。そして　お決まりの謝罪会見で　深々と頭を下げれば　許される。
　この国を憂うことは易しい。それで　良いのか？　現場に立ち　必死になって言い訳無縁の日々を送っている者たちよ　それで　本当に良いのですか？　私は　制度や仕組みを何かがあれば　作ればそれで良しとする　立法府と行政府の為体にモノ言いたい。障害福祉の視座から・・・・・社福法の改正　見切り発車ではないですか？　国全体に変更の意味と中味と手順に周知が出来ていますか？それで　良くなったことは　何がありますか？　また時間と共に　曖昧な形で良しとされるのではとの危惧を持つ　・・・・・・。
　そして　新たな福祉ビジョンとして示されたのが・・・地域共生社会・・・・、これに　新鮮味を全く感じない。当たり前なことですよ。　殊更　いま　この時期に何故？？　　どこかが　ズレている。
　地域が共生できる社会　この　どこが　新たな発想と言えるのですか　　　地域が共生できない社会が有るのであれば　そこを　認め　公にすべき、それが最初の貴方たちの役目ではないのか　そこを曖昧にし　判り辛くした議論が多すぎる。そして　最後は　資料は破棄しました。これが　許されるならば　この国は　法治国家という最後の砦すらも　返上しなければならないのでは　・・・・・・・。そう　思います。
　

3049：望み祈る

 望みの第１は”平和”です。昔から同じという人もいます。今は情報が早く　世界中のどこにいても大きな出来事は直ぐに伝わってきます。今その情報が偏っているのかも知れません。平和がドンドン遠のいていくように思えてなりません。国と国が競って奪い合い自分達が幸せになれば良い。この是非が問われる時代では無くなったのでしょうか。残念です。核兵器の根絶の訴えは　核が唯一の戦争抑止力との考えから形骸化されようとしている。最早、国連による規制は望めないのでしょうか。軍縮への動きは流動的で　今後どうなるかは誰も判らない。このままでは　軍拡にすすむとしか思えません。世界に存在するあらゆる宗教・哲学・主義信条・・・・どれをとっても　根本解決に至れず、彷徨い続けているのです。悲しい現実です。
　世界中で紛争の犠牲になった人々、今もって安住の地を見つけられず難民生活を続けている　避難先を見つけられず不安の中で逃げ惑う女性や幼児たち。
　　文明には都市化（civilization)という意味があります。生産手段の発達により　生活水準が上がり、人権尊重と機会均等などの原則が認められている社会。この定義が脆くも崩れ去ろうとしている。武器の近代化、一握りの大富豪、このことは　明らかに実現しているでしょうが　人権や機会均等の原則はどうなっているでしょう。当事者双方の言い分に大きな隔たりがあり　その仲立ちをするものが出ない。疑心暗鬼と自国優先の考えでは　如何に経済的・軍事的に大国であっても　その役目は果たせない。日本の立場は　微妙　嘗ての政府が不戦中立を世界に宣言していた時と私は最近の動きに危うさを感じている。何が　世界唯一の被爆国か！　戦争の体験をしていない世代が経済や政治を動かし　世界に日本の存在意義を盛んにＰＲ、でも、その土台はどうなんですか？　国会の中で防衛問題の議論が充分なされてきたでしょうか？私には　そう思えない。防衛や外交は　秘密裏に進められる。　ですから　公共の電波で流される中継は　いつだって　枝葉の議論。Ｇ７やＧ２０に属する日本において　いざ　国会議員選挙で英国やフランスやドイツでみられる盛り上がりが　ありません。
　その最大の理由が国のトップを選ぶ権利が国民には無いという選挙制度にあると私は思います。議員定数や区割りの見直しは　やってはいますが、これなど　正直いって枝葉末節　国体を左右することではない。
　代表民主制度は　直接選挙でトップを選べない。これは　有事の際には　機能麻痺を起こしかねない。戦後　平和を標榜し　考え出した制度は　７０年経過し　問題が噴出しています。
　望み祈ることは”平和”　日本が嘗ての過ちを二度と繰り返さない為、その努力を一部の国会議員に任せるのではなく　国民自らの意志を公に示していくこと、これが民意となり　政治を動かす。それしか　無いのではないでしょうか。
　　　
 断片的な情報のみで　判断することは難しい。過激的威嚇発言の応酬は　エスカレートはするが　われわれがどう対処したら良いかということに結びつかない。世界中に張り巡らされた情報網から異常を一先に察知し　警鐘を発っせられたとして最終的には人間が判断する訳だ。果たして日本の防衛トップの能力はどうなのか？　大丈夫なのか？　
　失言が続く　大臣の任命は　恐らく想定外だと感じているかもしれぬ。　いま　この時に斯様な言動をしてしまう脇の甘さは　一体どういうことなのか？　罷免することもできるのに　あえてそれを避けている。
　日本周辺の高まる緊張度と比べ　明らかに箍が緩んでいる政府、浮足立って　その弁明に必死という実態は否めない。
　フランスの次期大統領の予備選、各候補者への人気が拮抗していた予想通り　凄い盛り上がりを見せた。既成の２大政党が急落し　新たな政党からの候補者による決選投票になる。
　一方　ニッポン　は　どうか？　いつの選挙でも公約への信頼性が低い。この政治に対する不信感は相当なもの。政党推薦の代表と言っても　その中身は　どうなっているのか？
　東アジアの緊張は　今に始まったことでは無い。先の大戦から　ずっと続いているという見方も頷ける。スイスの如く永世中立を宣言し　不戦の国づくりを目指すこともあっただろうが　その選択肢は残念だが過去にも将来にも望み無し。
　その一番の理由、経済最優先の幻影に取りつかれ　そこから抜け出せない現実、それに変わる新たなビジョンが見つけ出せないジレンマの中で更に幻影を求め続ける。どこまで求め続けるのだろうか？
　経済は武器を持たない戦争だと言ったら　どうなりますか？　
　　
 時事日報・・・・？　何とも　またもや問題発言　ご本人は　なんで？といった　発言後の記者から問われ　想定外といった感じ。大臣の言葉の軽さが酷い。　要は　口では被災者に寄り添って一生懸命責任（東日本復興支援）を果たすと言うが　実は　こころ此処にあらず、だから　誤解を生むような発言を繰り返す。早々に辞任テロップが　夕刻のゴールデンタイムに流れ　その晩の内に　政府が後任の大臣を発表、この異例の素早さを　なんとみる。
　数の論理では　推し量れない組織を束ねる難しさ、ミスを必死に抑えようとする執行部に対し　どうも　足元からの水漏れが始まりました。正直　国民の多くが　望み祈ることを誰に託せるか？？？？？？判らないのです。

　☆　夜　７時半　今日通院後　入院が決まったＹさんの所に様子を見にいく。夜間入口から　守衛さんの所で面会簿に記入して７階へ　以前に入院した時と同じ階、急遽　泊まりになったスタッフと話をして帰ってきた。
　そんな夜は　いつも　その方の尚恵学園への入所時のことを思い出す。その頃　小さかった弟さんが　私の少し前に病院に来てくれて　帰っていった所と知った。両親は　既に亡くなり　彼女の身内は　兄弟だけとなった。
　永田町界隈とは別世界、　２４時間　必死に生きている人達がいれば　同じ　必死でも　望みある　祈りにならぬ　欲得尽の世界あるのが現世なるかな。　
　

3050：トータル人生論

 僧侶という視点で人間の死を見つめてくると波乱万丈の生涯と言われる人には　その方を支えてくれた多くの人がいることが判ります。遊び人で仕様が無い人とか人付き合いが嫌いで年中トラブルを起こしていたと語りながらもその方を受け入れてくれるパートナーとか友人とか　傍に素敵な人がいますね。そのような人が　道を誤らないよう良く見守ってくれているんですよ。それとは逆に　どこからみても一級で　順風満帆羨ましい人生を送られた人、意外とその方への周りの評価は表面的でサラリとしている場合も見かけます。
　寿命がいくら伸びたとしても平均で１００歳に達するのは　まだまだ先の事、健康寿命でみれば今と然程変わりはないだろう。とすれば　晩年はどんな道を歩いていけばよいのだろうね？フウテンの寅さんみたいに　”　ハイ　さいなら”と後腐れ無きお別れに私は憧れる。
　しかし、人間には見栄や欲があって　そう簡単には参りません・・・ときたもんだ。一代で会社を起こし大成功　晩年　自分が世話になった処に多額の寄付をされ　裸一貫でオサラバするという今時実に奇特な人の話を紙上で知った。居る所にはいるもんだ。その真逆の人も居ないわけではありません。ＳＰと黒塗りの専用車　簡単な話、大臣様ですわな。何故かその席に座ったもんだから　舞い上がってしまい　何がなんだかわからすに　失言し放題、その結末はと問われれば　不本意ながら辞任した。
　一番　扱い難いのは　自分は頭が優秀でなんでもできると勘違いするタイプ、そんな人に限って　相手の心を掴むのが一番苦手ときた。学校で学ばなかったのか？
　花道が用意され　やっと思いが適ったと　そこでやめときゃ～　大したもんよ。それが　みなさい。真逆の人生下り坂。
ですからね　トータルで人生をみましょうよ。自分の力で今があると思うのは　大きな間違い。それを自惚れと申しましょう。自分で自分に惚れて　どうします？
　☆　ＧＨを利用されているＳさん、すごく頑張っていますね。病魔と闘いながら　毎日　作業所に通う。病気が判ってから　もう何度入退院を繰り返したことか　チューブを体に付けて　送迎の車を待つ。暇なときは事務所にやってきて世間話　良く人をみているな～と感心する。目線が違うんですね。ゴマすり上手は　目線が違う！
　彼は決して自らを誇るようなことをしない。朝　「フクシさ～ん　お・は・よ・う！」といつも彼の方から声を掛けらハットするんですよ。
 お寺の霊園に永代供養合葬墓がある。今まで誰も入ってはいなかったが　最近　永代供養を希望される方が増えてきた。それぞれ事情があるのでしょうが　明らかに世の中が変わった。これから先は　もっと多様な形で行われることだろう　葬送の儀。　冠婚葬祭の全てが同じように変わっている。何も変わらないことは　愛する人や大切な人との別れの辛さ、いずれ　迎えることは判っていても　いざ　そうなった時　誰しもが狼狽える。
　朝鮮半島周辺は異常な緊張感が高まっている。空想と現実、近代化の時間の流れの中で　人は現実を直視することが下手になったと思う。否、意識して見ようとしないのかもしれない。それが許されてきた。平和という恩恵によって。
　　国境は歴史を覗くと　どれだけ変化してきたことか　直ぐにわかる。侵略＆併合が無かった時代は皆無　そこに　宗教や民族が複雑に絡んでいるから　国境がいつの時代のものか識別できない。
　そして　沢山の血が流れた。現在の世界の人口７３億人、日本は世界第１１位（１．２億人）、２１００年には世界の人口が１００億人を超えるだろうと言われている。現在一位の中国と二位のインドを合わせると２国で世界人口の２５％にあたるという。
　世界の人口増の流れとは逆で日本は　減少の一途を辿る。専門家と言われる人たちは　経済の視点から警鐘をならす。
　彼らとて適正な人口は判らない。人と人の関わりは　相手があって自分がある。そこには様々な軋轢が生れ　争いが絶たない。喜びや楽しみも同居する。
　家族の大切さを問うのも　これだけ単身世帯が増えると　所詮は他人事になる。
　　アマゾンで２冊の本を購入しました。『セカンドハンドの時代』Ｓ．アレクシェービッチ。と『超一極集中アメリカの暴走』小林由美　一冊はロシア、そして２冊目はトランプ大統領のアメリカの事が書かれてある。
　ボリュームがあるのは　判っていました。
　いま　自分達が　何ができるかを　考えたい。安倍総理は昨日　首脳会談を行う為にロシアに向け　出発した。日露平和条約・・・